パスタばかり食べているわけではないけれど、パスタ率はかなり上がっている。
ラグーのブカトーニやボンゴレ、あっさりしたトマト味のシチリア風などなど。
そんななかで印象的だったのは、ランチにアラビアータとボロネーゼを食べたときのこと。
「アラビアータにはペッコリーノ・ロマーノ。ボロネーゼにはパルミジャーノ・レッジャーノ」と、ガラスケースに山盛り入った粉チーズを別々に出してくれた。
「パスタによって、チーズ変えるんだね」と、夫。
「こんなの、初めて」と、わたし。
いろいろ食べたいので、シェアしてどちらも味わう。
パスタの味も違うけれど、チーズの味わいもそれぞれ個性を発揮していた。
その日は、「ポポロ広場」から歩き始めて、「スペイン広場」「パンテオン」「サン・ルイージ・フランチャージ教会」「ナヴォーナ広場」と歩数を上げていった。
身体が疲れてきていたのと、入ってくる情報の多さに追いつかないのとで、混乱していた。特になかから見上げたパンテオンには、圧倒され呆然とした。
そんな状態で聞いた「アラビアータにはペッコリーノ・ロマーノ。ボロネーゼにはパルミジャーノ・レッジャーノ」はとても新鮮で、パスタを大切に楽しむ土地なのだと、すっと胸に落ちたのだった。
双子教会がシンボルになっている「ポポロ広場」から歩き始めました。
まっすぐ歩くと「スペイン広場」の階段に出ます。
階段の前のバルカッチャ(小舟)の泉。
「パンテオン」まで歩いて。
「パンテオン」主祭壇です。
みな、上を見上げていました。
「サンタ・ルイージ・フランチャージ教会」の主祭壇です。ここにはカラバッジョの三部作「聖マタイと天使」「聖マタイの召し出し」「聖マタイの殉教」が並んでいました。
「ナヴォーナ広場」のベルニーニ設計「四大河の噴水」です。
ランチのペッコリーノ・ロマーノをかけたアラビアータ。フライパンをお皿代わりにするのが流行っているみたい。
パルミジャーノ・レッジャーノをかけるようにと出してもらったボロネーゼ。ミートソースの味は、馴染みがあるからかホッとしますね。
たくさん歩いて、通りすがりに入ったんだけど、落ち着いた雰囲気のお店でした。
こんばんは。
やっとゆっくり拝見することができました。
ローマの旅、素晴らしいですね。
パスタによって掛けるチーズが違うなんてさすがパスタの国ですね。
日本ではチーズが高価ですからこんなにはかけられないですしね。
想像するだけでも美味しそうです!
レストランの雰囲気もいいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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