毎日の献立を客観的に見てみると、雑多なことごとに影響を受けていることがわかる。
料理本やネット、小説、ドラマなどはもちろんのこと、友人との会話のなかにも「献立のヒント」はある。
先月、東京で久しぶりに会った友人のひとりが、話していた。
「だんなに夕飯頼むと、いつも回鍋肉なのよ。どうせクックドゥなんだから、ほかのも作ってくれればいいのに」
「成功体験だね」
「新しいものに挑戦するのは、ハードル高いもんね」
などと笑ったのだが、それからしばらくして無闇矢鱈と回鍋肉が食べたくなった。
会話のなかの献立のヒントは、主婦のなかで静かに眠っている。たぶん、いくつも、いくつも。
そして、やおらむくりと起き出して、食卓に登場するのだ。
友人のご主人のおかげで(?)、久しぶりに食べた回鍋肉は、とても美味しかった。
クックドゥの回鍋肉。安定の味ですね。
焼売は、蒸籠を買ってから2度目。栗原はるみレシピの蟹焼売にしたんだけど、レシピは本物の蟹で、使ったのは蟹缶だったから、たぶんまるで違う味でしょう。
それでも美味しかったから、いいか。
クックドゥでは、鶏肉で酢豚をよく作ります。酢鶏です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。