ブログのお友達のhanamomoさんが、手作りの春巻きを揚げているのを見て、揚げたてを食べたくなった。
こういう手間のかかる料理は、江國香織じゃないけれど「エイヤッ」がないと作れない。その「エイヤッ」は、誰かが食べていたのが美味しそうだった、などというあまりに単純なきっかけでやってくることもある。
hanamomoさんもかいていたが、春巻きは元来、春のもの、緑の春野菜を巻いて食べていたから「春巻き」なのだそうだ。
春に苦みのある緑を食べるのは、デトックス効果があり身体にとって大切なこと。
春節を盛大に祝う中国では、そんな身体にもよいとされる春巻きを、春の訪れを祝って食卓に上げてきた、ということらしい。
いまや春巻きは、春の物というイメージから遠くひとり歩きしている。なかに何を入れようと自由だ。
それでも、スタンダードな春雨、筍、人参、干し椎茸、鶏挽肉入りにした。
春雨の入った、少しとろみのついた具の春巻きを食べたかった。
さて。では春雨は、なぜ春の雨なのか。
こちらは、中国では「紛絲(フンスー)」といい、春とも雨とも関係ない言葉。日本に入ってきてから、作るとき細かい穴から麺が垂直に落ちていく様子が、春にしとしと降る雨に似ていたからだという。日本語なのである。
揚げたてを、久しぶりに頬張って思う。
やっぱり、春巻きは揚げたてだ。
春巻きの皮〈大〉で作った、大きな春巻き。
半分にカットして、食卓へ。パリッと揚がっていました。
春雨入りの春巻きを食べたくて、検索したネットレシピで作りました。
優しい味つけだったので、辛子醤油をつけて。
八宝菜と、レンコンと蟹カマのサラダの夕餉でした。
こんばんは。
美味しそうですね~やっぱり揚げたては違いますよね。
ビール片手にサクッと頬張る!いいですね~。
一度春雨を切らして、他の具材だけ入れて揚げたら、パチパチとはねて大変だったことがあります。
やっぱり春雨は水分を吸収してくれていたんだと思いました。
熱々なのまで伝わりました。
本当に美味しそうですね。
リンクもありがとう♪
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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