今年も、天井に布を張った。
アナログな暖房対策で、薪ストーブを燃やした暖を吹き抜けの2階に逃さないためだ。
ついでに、吹き抜けの窓の下も冬バージョンに敷物を変えた。
ついつい物を置きがちになり、読みかけの本や雑誌などが増殖する場所だ。まるで種を蒔いて水をたっぷり与えたかのようにのびのびと増えていく。気がつくと葛の葉のように本が一帯を覆っていることになる。
その本を、ずいぶん処分することができた。
なかなか進まない断捨離ができ、ほんの少しだけ肩の荷を下ろす。
だからというわけではないが、久しぶりに器を新調した。鍋用の取り皿のひとつが小さく欠けていて、気になっていた。
たっぷりよそえる深めの、鉢にもなるような白っぽいグレーのシンプルな焼き物だ。フォルムはやわらかくそれでいてシャープさも持っていて、一目惚れした。
季節の変わり目に、不要になったものを処分し、その季節に必要になったものを出したり新しく揃えたりする。断捨離などと言われ始める以前から、自然にしていたことだろう。けれど、増やしたものより多く捨てようと考えるようになってきたのは、年齢のせいでもある。
もっとシンプルにすっきりと暮らしたい。
なかなかできないことだけれど、買うたび、捨てるたび、思うこの頃である。
吹き抜けに張った布。窓の外は、紅葉しています。
薪ストーブくん、昼間はまだのんびり静かに燃えています。
でも夜は、がんがんに燃やして、暖かくしています。
冬バージョンの敷物を敷いた、本が増殖していく窓際。
ひとつで小鉢としても活躍してくれそうな鍋用の取り皿です。
薪ストーブにあれから鳥は入ってきませんか?(笑)
11月ももう終わりだと言うのに、関西は今日も最高気温20度で、もわ~んとしています。
でもこの暖かさも今週半ばくらいまでかな。
私もちょうど、パソコン置いているテーブルの上に積まれた雑誌を整理していて、休憩にさえさんのブログにお邪魔したところです。
文庫本や新書は1冊買ったら2冊捨てるを、なるべく実践していたんだけど、雑誌まではなかなか気が回らなくて・・・
しかも雑誌って気軽に読めるからか、気軽に買ってどんどん増えていきますね。
ほんと、もっとシンプルに暮らしたい。一緒です。
なかなか実現しないけれど・・・(^^ゞ
もうひと踏ん張り片づけをして、それからお昼ご飯にすることにします。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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