築17年になる我が家のメンテナンスをすることになった。
と言っても、直すのは廊下の外側の木の格子だけで、ずっと塗らずにボードのまま放っておいた2階の壁を左官屋さんに塗ってもらうことにしたのだ。
友人には、17年も住んでおいてまだ完成してなかったのかと驚かれ、あと20年くらいで人生も終末を迎えるだろうに今になって完成させるのかとも驚かれた。
その気持ちも、わからないではない。
「いつまで、ここで暮らせるんだろうね」
50代も後半に入り、夫婦でそんな会話を交わすことが増えたからだ。
3人の子どもたちは、それぞれ未婚の20代。東京で暮らしている。3人とも、帰ってくる予定はなさそうだ。ついでに言えば、結婚の話も聞こえてこない。
ここでの足は車しかなく、運転できなくなったら暮らせないだろう。
夫が経営する会社のこと。東京と神戸で暮らす両親のこと。自分たちの健康のこと。お金のこと。予想もつかないこと。考え始めるとキリがない。螺旋に入り込んだように混乱していく。もともとわたしは脳内の片づけが苦手だ。1と2と3はわかるけど、それ以上になるともうわからない。
だから、考えるのはやめた。
とりあえず、今を生きよう。今日と明日と明後日くらいならわかるし、未来は今から始まるって、誰かが言ってたっけ。
頭のなかも家のなかも断捨離して、ミニマムな生活へと移行していこう。
そして、1年後をイメージしよう。そのために今できることをやろう。
ということで、来月、壁を塗ることにした。17年目にして、家は完成を迎える。
「でもさ、この家、なかなかに好きなんだよ」夫が言った。
これは、玄関です。ここの格子は雨ざらしにはならないのでまだ、ペンキを塗り替えるだけで持っています。大きな臼はいただきもの(笑)
この格子を直してもらいました。部屋の中では廊下の突き当りになります。
庭では、ようやく水仙が咲き始めました。
クリスマスローズも、頭をもたげてきました。
咲き始めも可愛いけど、背が伸びるとまた華やかです。
さえさんのお家は、お家というより山荘のようだといつも思います。玄関の扉いいですね。取っ手がいいわ。
先の事は考えなくてはいけない事ばかりですけど、今は今ある暮らしを精一杯としか、できませんよね。
私も主人の実家が空き家になってるのが気になります。
空き家にも、管理するお金がいろいろとかかるだけで。
息子がふたりいるから、どちらかが住めばと主人は言ってますが、ふたりとも要らないといいます。
かと言って私にもあの家に移住するメリットがないのです。土地は財産だから、手放せばそれまでですからね。
明日、明後日の事だけとりあえず考えましょうか♪
それだけでも、頭の中、忙しいですよね。
ぱすさん
山荘ですか~。標高600mの場所なので、そうともいうかもしれませんね(笑)
取っ手、設計士さんが山で拾ってきたって言ってました。気に入ってます。
ぱすさんは、ご主人の実家のことがあるんですね。
子どもたちは当てにはできませんよね。結婚したらとか、仕事で転勤とか、自分の先もわからないんですもん。子どもたちの先のことまでわからないですよね~。
うんうん。明日と明後日のことだけでも、確かに頭のなか、忙しいです(笑)
お母さーん!!お久しぶりです(﹡ˆ﹀ˆ﹡)
私もお母さんたちのお家大好きです♫
お邪魔させて頂いたとき、本当に落ち着いて幸せな気持ちになりました。木に包まれているような安心感のあるお家ですよね(^^)
あと、別の記事で結婚指輪の記事、じんわり心に感じて思わずスクリーンショットを撮ってたまに読み返しています。
またお母さんお父さんと、大切なお家に会えるのを楽しみにしています‹‹\(´ω` )/››♫
わーい(*´▽`*)ともちゃん、久しぶり~♩
蜂に刺された娘は、ミャンマーに行ってるみたいだね~もう蜂に刺されてもびくともしない感じ(笑)
うちにまた、ぜひ遊びに来てね~♩
ともちゃんの未来は今から始まってるんだよ~きのうを振り返ってもいいけど、今から広がることをやっていこーね!
なーんて、お母さんのひとりごとでした♡
応援してるよ!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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