庭のプラムが思いのほかたくさん生ったのだが、食べられるとは思っていなかった。
鳥がつつくだけで、毎年木の下に落ちるのを見守るのみ。一度、酢と砂糖で漬けてプラムサワーを作ったが、リピートするほどではないと判断した。
だから、夫が赤く熟したプラムを収穫したとき、まったく興味が湧かなかった。
すると彼は、テーブルの上で何日か追熟させ、ネットレシピを見ながら、フルーツソースを煮たのだった。
赤い、というよりは濃く美しい赤紫色のソースに仕上がった。
レモンは入れていないのだが、実そのものの酸味が利いているのだろう。とても爽やかな味わいだ。
普段、ジャムやヨーグルトソースを買うことはないが、たまにはと考えたらしい。
「砂糖は、少なめにした」というので、「じゃあ、傷みやすいからどんどん食べよう」と、毎朝のヨーグルトソースに、また朝食をパンにして楽しんでいる。
引退後も、料理はあまりしない夫だが、楽しそうにキッチンに立っていた。
ふたりだと、ひとりのときには動かないものが、こうして動くことがある。ただ見ていただけのわたしにとっても、おもしろい体験だった。
ブルーベリーと小鉢にひとつあるのが、プラム。真っ赤に熟していました。
フルーツソースは、甘みと酸味のバランスが絶妙。プラムも囓りました。少し苦みがあるけど、酸味爽やかで食べられないというわけではなかった。
こちらは、お隣のお庭で生ったすもも。甘くて美味しかった。
ネットには、プラムとすももは同じとあったけど、品種の違いなんでしょうか。それとも木の栄養?
でも、フルーツソースは本当に美味しくって、わざわざ朝食をパンにして食べたりもしています。
買った苗木のブルーベリーも、少しずつ楽しんで。
今シーズンお初の西瓜も、よーく冷やして。さすが糖度11%。すっきりと甘かった。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
【ひまわり畑へlet's go!北杜市明野サンフラワーフェス2023】
プラムの木がお庭に?
白い花もいい香りですよね。
友人の山荘にもありました。
香りがよくて、これは何の木?と聞いたプラムだよと。
ご主人のフルールソース美味しいのがわかります。
すももって追熟できますから、少し待って作ったのもいい考えでしたね。
さえさんのお宅にはかき氷の機械ありますか?
もしもあったら、これを入れたかき氷美味しいですよ。
私もその美味しさにびっくりした思い出があります。
赤スモモと呼んでいた小さい頃食べたすももで作りたいな~。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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