「じゃが芋の冷たいスープが食べたい」
バテ気味の夫のリクエストで、ヴィシソワーズを作った。
普段作らないので、ネットの簡単レシピを参考にして、ふたり分だけ作り冷蔵庫で冷やした。思っていたほどの手間はかからなかったので、暑すぎる夏にはぴったりのレシピ。トッピングなどアレンジしてまた作ろうと思っている。
ところで、「ヴィシソワーズ」という名。知ってはいたがなかなか覚えられない。夫のリクエストに対しても「ああ、ビシなんとかね」と答えた。
どんな意味なのかとウィキペディアを読んでみると、「ヴィシー風冷製クリームスープ」とある。「ヴィシー」はフランスのある地域の名で、ヴィシー出身のシェフがニューヨークのザ・リッツ・カールトンで作ってから、広まったとか。
そのシェフは、暑い夏の日に母親がクリームスープに冷たい牛乳を入れて出してくれた記憶から、発想を得たらしい。母親の愛を感じるエピソードだ。ママンの料理の記憶は、やぱりいつまでも残っているものなのだなあ。
そういえば、わたしも母のスープの記憶があった。コーンスープだ。
ホールコーンの缶詰と同じ量の牛乳を鍋に入れて温め、バターを落とすだけ。インスタントと言ってもいいほど簡単だ。しかしそれこそが、北海道の牧場で育った母ならではの味なのだろう。
せめてクリームタイプの缶詰めにしようよ、とか、コンソメを入れた方が美味しいんじゃない、とか、自分が母親になってからは多少アレンジしたが、たまになつかしくなりホールコーンでバターの塩味だけで作ってみたりもする。
子どもたちは、わたしのスープ、何か覚えているだろうか。やっぱり、misoスープかな。
じゃが芋と玉葱をバターで炒め、水を入れ蓋をして10分くらい煮ます。
そこに牛乳を入れて沸騰直前まで温めて、塩胡椒。コンソメ抜きでさっぱり味。
フードプロセッサーにかけて冷蔵庫で冷やしてできあがり。トッピングも黒胡椒にしました。器も冷やしておきました。
じゃが芋と玉葱は同じ素材でしたが、スペイン風オムレツと一緒に。
おはようございます。
暑いときに、冷やしていただく野菜料理ですね。
ヴィシソワーズ。
私もすっと言えたためしがありません。
カルディなどで、レトルトなんかを見かけては買おうかなと、思いながらも、いやいや家でも出来ると、思いとどまり、でも結局家でもやらなかった。
ここの最近のことでした。
やってみようと、思いました。
スペインオムレツも、美味しそう!
ぱすさん
ヴィシソワーズ、覚えにくいですよねえ。
フランス語だからかなあ。
冷たい料理だから、レトルトでもそのまま食べられるからお手軽って思いがちですね。
でも、じゃが芋と玉葱の味が濃くて、それだけで美味しかったです。
ぜひ、やってみてください。
スペイン風オムレツは、我が家の定番です。さっぱりしたものが食べたいときのメイン料理にぴったりですよ~♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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