夫が、卓上七輪を買った。ネットでポチっとしたらしい。
雨で冷え込んだ週末は、さっそくそれで楽しんだ。
七輪と言えば、秋刀魚。秋刀魚と言えば、七輪である。
さっそく秋刀魚を焼いてみた。皮も網にくっつくことなく、思ったより煙も出ず、いい感じに焼きあがった。美味かった。美味かったが、居間のテーブルの上に長方形の七輪を置いた、その見た目はやはり仰々しい。
「何やってるんだろうねえ」
夫が、自分で購入しておきながらつぶやいた。
「いいんだよ。大人なんだから、遊ばなくちゃ」と、わたし。
煙を出して叱る人も、誰もいない。子ども達が2階の子ども部屋にいたら、彼らに叱られたかもしれないけれど。
七輪は、小さく燃焼効率がよく少量の炭で足りる。食事の煮炊きをするのに江戸時代の通貨でいう七厘(約80円)ほどで済んだことからそう呼ばれるようになり、円形のものが多かったから厘の字が輪になったという説が有力だそうだ。
それが今の時代では、ちょっと贅沢なお愉しみになっている。
「なんか、楽しいね」
「うん。なんか、楽しい」
焼ける食材を買ってきては焼いて、にやにや笑っている。
日々の食事が、なんか楽しいのっていいものである。
横長です。秋刀魚を焼くのにはじゅうぶんすぎる大きさ。下にはステンレスの板を買ってきて敷きました。断熱材が必要だと注意書きがありました。換気扇はもちろん回します。
おーっ、いい感じの煙。家のなかで何やってんの! と叱られそう(笑)
今年、秋刀魚不漁なのに、ずいぶんいただいています。
秋刀魚皿も、おろしました。じゅうぶんな長さがありました。
酒は、ストーブ祭りに行った際、伊那で買った伊那の酒『斬九郎』
炭を熾すのも薪ストーブでできるし、終わったあとの炭も薪ストーブに入れられるので、安心です。
で、また翌日も。左から厚揚げ、鶏レバー、明野の椎茸、エシャレット。
さえさん、こんばんは!
七輪いいですね~!
秋の味覚の秋刀魚も七輪で焼くとさらに美味しそう♪
それから干物を焼いてもいいですね。
七輪があるとおうちで居酒屋さんごっこが出来ますね。
芸術の秋にしようか読書の秋にしようか迷ってましたが、やはり食欲の秋が一番だと思いました(笑)
papermoonさん
七輪いいんです(笑)
干物もいいし、焼肉も焼き鳥もできます~
ほんとだ。居酒屋さんごっこ!
papermoonさんは手作り作品がもうアートのレベルなので、芸術の秋かな?
でも食欲の秋は、平等に訪れますね~♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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