手話サークルで「大寒の卵」をひとついただいた。
手にとったときにはまだぬくもりが残っていて、茹で立てを持ってきてくださったのだとわかる。先生が全員にくださったのだ。
「大寒の卵」とは、二十四節気の「大寒」に当たる1月20日か21日、今年で言えば20日に産んだ卵のことを言うそうだ。
風水的に運気アップ、特に金運がアップするらしい。
大寒は、二十四節気のなかでもラストを飾る二十四節気目。
次に待つのは、立春だ。鶏たちも春待つ気もちが高まる季節で、もっとも生気に満ちた卵を産むと言われているとか。
そう考えて気づく。わたしは大寒と立春のあいだに生まれた。案外生命力が強いのかも。
立春には「立春大吉」とかいた札を貼る土地もあるそうだ。
久しぶりに開いた『空の名前』に、こうあった。
立春大吉は、表から読んでも裏から読んでも立春大吉です。
春の始まりは動ずることなくそこにある、と言っているかのようだ。
いただいた卵は、せっかくなので夕飯に夫と半分ずつ食べた。
やわらかな肌色の卵でした。
手話サークルの先輩が、こんなふうに立てて見せて、みんなで驚きましたが。
種明かしは、これ。立つわけないよね~
鶏そぼろあんかけ豆腐に、卵入れました。
夕飯には、鯛のアラも煮つけました。
菜の花と鶏の辛し和え。千葉の房総の菜の花でした。もう、咲いてるのかな。
こんばんは。
寒玉子、粋なプレゼントですね。
寒は一年で一番寒い季節、寒の水、寒蜆なども食べられますね。
とりそぼろの中に入れて召し上がったとのこと、美味しかったでしょう。
私も今日買い物先で菜の花を見ました。
買い忘れてきたのですが、房総ではもう咲いているのでしょうか。
これから少しずつ寒さも緩むでしょう。
あと少し冬を楽しみながら春を待ちましょう。
hanamomoさん
おはようございます♩
ほんと、粋ですよね~
卵パックを見たときには、えっ生卵?と驚きました(笑)
寒蜆って初めて聞きました。極寒の季節に美味しくなったり栄養価が高くなったりするものがあるんですね。不思議ですが、それも季節が巡っていくっていうことなのかな。
温かい土地ではもう、菜の花、咲いているのかな。
春が待ち遠しいですね~♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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