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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

新玉葱と雪解け

スーパーで新玉葱を見つけたので、リュウジの「無限新玉ねぎ漬け」を作った。

去年作って、めっちゃ美味しかったから新玉葱が出るのを心待ちにしていたのである。

 

暦の上では、春。

2月の句会では「春めく」というお題で、句を詠んだ。

とはいえ、冷え込む朝が続いているし、八ヶ岳颪も吹き荒れる。スーパーに車で行くだけでも、ダウンにマフラー、手袋が欠かせない。

体感的には、厳冬期である。

それでも、新玉葱が採れる季節になってきたのである。

 

それが、きのう。

ふっと寒さが緩んだ。まだ、寒い。寒いけれども、これまでとは違う。

夕刻4時前に八ヶ岳を見ると、雪がずいぶん解けていた。

 

今は、二十四節気では「雨水」(2月19日~3月4日頃)。

降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃。農作業を始める目安となる時期だそうだ。

 

そして、七十二候の「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」(2月24日〜2月28日頃)。

雪解け水が流れ、湿った大地に陽が射して水蒸気となり、霞が棚引く。春霞で野山がぼんやりとかすんで見える頃。ちなみに秋の水蒸気は「霧」と呼ぶという。

 

新玉葱に春を感じ、八ヶ岳の雪解けでまた春を思う。

昔の人々も、こうしてひとつひとつ春を数え待ち、北風吹くこの時期を乗り切っていったのだと知った。

静岡県産の新玉葱でした。「はるたま」と、パッケージにありました。

真っ白。きれい。

テキトーに乱切り。リュウジの方がていねいにやっていました。

2個分だから、レシピの倍の量。ニンニクは2片しかなかったので倍にできませんでした。

5時間ほど漬けた状態です。やわらくて辛味が少なく無限にイケます。

きのうの午後3時半頃の八ヶ岳。だいぶ雪が解けていました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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