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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

旅の朝食

浅草に2泊して、浅草寺辺りを歩き、漠然と探していたのは朝食だ。

1泊目は、ドトールでモーニングを食べたが、パンが硬かった。

そこで趣向を変えて、朝定食のご飯が食べられるとんかつ屋に入ることにした。

 

朝からとんかつも食べられるようだったが、干物定食や納豆定食、卵焼き定食もある。

隣のテーブルに腰を落ち着けていた年配の男性は、2杯目のビールをオーダーし、競馬新聞のチェックに余念がない。

それを目の端に収め、ふたり納豆定食を頼んだ。

ご飯半分で、とオーダーするも、やはりいつもの朝食の倍の量のご飯がよそわれていた。外食の定食の場合、もうこれはしょうがない。

けれど、そのご飯も、豆腐の味噌汁も、出してくれた煎茶も、とても美味しかった。

小鉢にちょこっとだけれど、鮪の刺身もついている。それも、身がしまっていた。豊洲直送かもしれない。

 

旅の朝、ご飯を食べるといつも思う。

よその家では、いったいどんな朝食を食べているのだろう。

朝から鮪の刺身は普通じゃないとはわかるし、納豆や卵がスタンダードだとも知っている。パン食の家庭も多いようだし、朝は食べないという人も普通にいる。

そして、考える。

今の我が家の朝食は、いつから、どんなふうにして確立したのだろう。

目の前に広がる田んぼのお米を分けてもらうようになって、どうせなら美味しくとご飯土鍋で炊き始めた。

いただいた野菜が美味しくて、どんどん料理してたくさん食べた。

そんなひとつひとつのきっかけが、食卓を作っていくのだろう。

2日目、入ったのはとんかつ屋さんでした。

朝定食3種類のうち、いちばんリーズナブルだった納豆定食。お味噌汁の具が少ないように見えますが、お豆腐がたくさん入っていて美味しかったんです。

夫は、納豆と卵を混ぜる派ですが、わたしは卵かけご飯と納豆ご飯を楽しむ派。ご飯半分で問題はやはり健在。

そのあと、珈琲を探して歩き、美味しい珈琲に出会いました。

2階の「珈琲専門店銀座ブラジル浅草店」です。

これは春に帰省した神戸での朝ご飯。コメダ珈琲は、トーストと卵が珈琲についてきます。っていうか、珈琲がそれをつける値段設定になっているのかも。けっこうしっかりしたお値段です。

こちらも神戸で、パン屋さんでのモーニング。パン1個とヨーグルトが珈琲についてくるセット。

ある日の我が家の納豆の朝ご飯。

蕪と油揚げの煮物。小松菜のナムル。白菜のコールスロー。どれも、夕飯の残り物です。

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    こんにちは。
    今日も蒸し暑い梅雨空です。

    そうですね、わがやの朝ご飯ってどうやってこんな風になったのかな~と私も考えました。
    時々ブログに載せているのでご存じだと思いますが、母が薬の関係で食べられない納豆定食が母がいない二日間のお昼ご飯になるだけで、我が家とさえさんのご飯は似ていますね。
    具だくさんのお味噌汁も似ていますし、美味しいですよね。

    結婚した時、夫は朝ごはんの野菜が食べられなくて随分悩みました。
    叔母の所に居候してたのですが、その家は夕食の食べ過ぎで朝ごはんは食べられないレベルだったようです。
    現在かかっている糖尿病はその家にいた数年でかかった可能性が大です。
    それが少しずつ、晩ご飯を質素にして、やっと数年かかって朝ご飯を美味しく食べるようになりました。
    一日のスタートの朝ごはん、食べないという人も多いですが、私は絶対に抜けません。
    ご近所からの野菜のお裾分けいいですね!
    昨日にんじんの葉のかき揚げを食べていて、あんまり美味しくてちょっと長生きしそうと思いました。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    こんにちは~♩
    こちらは晴れていますが、蒸し暑く明野でも30℃を超えました。
    hanamomoさんのお母さまは、お薬のせいで納豆が食べられないんでしたね。
    納豆は、サーファーにアレルギーが出ることが多いとも聞きました。特殊な食べ物なのかもしれませんね。
    具だくさんのお味噌汁と、野菜中心、卵がひとつの朝ご飯、似ていますよね。
    ご主人は糖尿病なのですか。叔母様も若い男性だからとパワーがつくものをたくさん、と考えてせっせとお料理してくださったのかな。
    朝食は、食べた方が身体がしっかりする気がしますね(^_-)-☆
    人参の葉っぱのかき揚げ、美味しそうでしたね。油と相性がいい食材ですよね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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