金継ぎ教室は、欠けた器がほぼ仕上がり一段落した。
また、直したい器が溜まったら再開するのだが、しばらくはお休みだ。
気に入りのフリーカップも継いだ器のひとつで、金や銀を使わずに色漆で仕上げた。
焦げ茶を基調にしたカップだが、くすんだ水色がところどころに入っていて、その雰囲気が気に入って選んだものだ。
だから、白とブルーを混ぜて色を作ったのだが、思いもよらず基調となる焦げ茶になった。
漆を固めるのは、湿度と温度のあるムロと呼ばれる部屋に入れておくのだが、天候や気温に左右され、色が変化するそうだ。
これはこれでいいと思い、塗り直さず使うことにした。
それが、何度か使ううちに色が変わってきた。
最初にイメージしていた、くすんだ水色に近い色合いが出てきたのである。
漆は、塗って固めた後も呼吸を続けているという。
漆の木の樹液は、カップの一部となっても生き続けている。
ひとり珈琲タイム。
新しく購入したばかりのエチオピアの浅煎りです。
ドリップする時間は、ゆったり。
たっぷり淹れました。
向こう側が色漆で継いだ部分なんですが、手前のくすんだ水色と似てきました。
帰ってきたばかりのとき。このときには焦げ茶っぽかったのに、不思議です。
こんばんは。
漆ってやっぱり生きているのですね。
こうやってまた器が復活する金継ぎはすごいですね。
私も捨てなければよかったな~と思う器が2つ3つありました。
珈琲も美味しそうですね。
私も今日2杯飲みました。
きっちり10時と3時に飲みました。
家ごもりの毎日のお茶の時間は唯一潤いの時間です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。