週末、夫婦でショッピングモールに出かけた際、秋刀魚皿を買った。
以前から目をつけていた皿で、シンプルな長方形。白というかアイボリー地の周りにだけこげ茶のアクセントがついている。
「いいでしょう。長さのわりに幅がないから、余計にシンプルに見えるよね」
「うーん。いいけど、ねえ」
だが夫は、わたしが手にとった皿を受け取り、首を傾げた。
まあ、こういうことは、ままある。夫婦で長年食卓を共にしていても、器の趣味も味の趣味も違うときは違う。
「これは、どうかな?」
彼は、隣りに置いてあった織部を手にとった。雰囲気はずいぶん違うが、大きさはと見ると変わらない。どうやら色違いのようだ。
「うーん、わたしは白い方が好きだけど」
「じゃあ、1枚ずつ買う?」
「いいね。そうしようか」
ずっと欲しかった秋刀魚が尻尾まで入る皿は、こうして我が家にやって来た。
わたしがひとりで選んでいたら、白を2枚買っていた。だけど、家のテーブルに載せた2枚の皿を見て、うん、確かにこの方がよかったと思えた。
夫婦で暮らすってこういうことだ。自分ひとりでは選ばないものを選んで使って、その良さを知ることができる。本も音楽も映画も、ひとりでいたら一生出会わなかっただろうというようなものにだって、出会うことさえあるのだ。
秋刀魚皿。刺身を載せても映えそうで、今後の活躍が楽しみである。
これが秋刀魚皿です。手前には粉引き、向こう側には織部と記してありました。
秋刀魚は、前日焼いて食べちゃったので、まだ載せていません。
これは夫が撮った写真。何にしても視点が違います。どちらにしても、炭火で焼いた秋刀魚は美味しいです♩
こんにちわ♪
秋刀魚のお皿。
全体を載せるお皿って意外にないかもですね。
尾がはみ出てしまったり(笑)です。
いい、お皿が見つかりましたね。
どちらも、素敵です♪
色違いで、良かったんですよね。
ご主人が気に入られたら、そっちもありかなって思うものですよね。
七輪で、焼く秋刀魚。
絶品でしょう♪
ぱすさん
そうなんです。ここまで長いのってなかなかなくて、あってもバランスとか好みとかもあったりで、これまで手に入れることができませんでした。なので、うれしいです♩
ぱすさんもご主人とおふたりの食卓ですね。器の好みは、でもぱすさんの方がこだわっているのかな?
男性は、出されて美味しければいいっていう人も多いみたいですよね。
これ、七輪じゃなくてふたりバーベキューなんです(笑)
この後、鶏と豚も焼きました。食べ過ぎ!
いいですね。ご夫婦でショッピング。
そして色違いのお皿。
夫婦で使うのですから、同じ色に揃えなくてもそれぞれの好みのがあってもかえって素敵ですね。
自分だったら選ばない物に、二人だと出会うって、とってもいいです。
うちにも秋刀魚が入る細長いお皿ありますが、この秋、やっぱりまだなんですよ、秋刀魚!
細長いお皿って、結構お洒落で、普通の大きさの切り身魚を置いて、横にちょっと1品、っていう使い方もしています。
秋刀魚食べずに、秋が終わってしまうかも・・・(*_*;
ユミさん
たまには夫婦でショッピング、いいですね♩
単にショッピングモールに夫のメガネができるから行っただけだったんですが、ついでに見てもらいました。いろいろお店が入ったモールって、そういうこともできて、帰りに食材も買ったりできるし、そこで完結できるのが楽だし、上手くできてるな~と思いますよね。
秋刀魚皿、お持ちなんですね。
今年は秋刀魚、不漁だそうですが、なぜか山梨では海がないのにたくさん売っていて不思議です。
美味しいうちに、ぜひ焼いてくださいね~♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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