紅葉の赤や黄色に、ハッとする季節である。
先日の『増富もみじ祭りウォーク』でも、ハッとさせられるような紅葉に出会った。だがそのなかで、紅葉とは別にハッとさせられる色を見た。
クサギの実だ。
低木の、少しだけ見上げるほどの高さに、ショッキングピンクのガクの真ん中に、コバルトブルーの実がついている。昨年も同じ場所を歩いたときに見つけて、その不思議な色合いに驚き見とれた。
Facebookで、その名を偶然知ることとなり、今年も見られるだろうかと楽しみにしていたので、実際に目にしたときにはとてもうれしかった。
「クサギ」という名は、葉をこすると臭い匂いがつく「木」だからだそうだ。わざわざこすることはしなかったが、葉は食用にもなるそうだから、さほどひどい匂いというわけでもないだろう。
染め物に使えば、きれいな空色に染まるという。ブルーの染料になるのは、藍と、このクサギの実だけなのだそうだ。
この色にハッとしたのは、クサギのショッキングピンクと濃いコバルトブルーが、人工物のように見えたからだろうか。
街なかで見かけても、通り過ぎてしまうような色の組み合わせではある。
人工のもの、自然のもの、特に分けて考えているわけではないが、無意識下に選別してしまっている部分があるのだろう。
クサギの実をじっくりと眺めてから、家のなかや街なかの作られた色たちにも、ふわりと目を向けるようになった。
クサギの実です。花は白いそうです。
濃いピンクのガクがあるから、余計に不思議な色合いに感じますね。肉眼で見ると、実はもっと青く見えました。
みずがき湖、綺麗だったな~♩
こちらは、カンマンボロン登山で見上げてハッとしたモミジの赤。
クサギの実。可愛らしいですね。
妖精が踊っているようですね。
みずがき湖、とってもきれいですね。
山々と橋がくっきりと湖面に映って、とてもきれいです。
つくづく、いいところにお住まいですね。季節ごとに、そう思います。
ぱすさん
クサギの実、可愛いですよね~
妖精が踊っているよう!なるほど~
この日は、お天気イマイチで、少しの晴れ間で撮った写真です♪
季節ごとの風景に、いいところに住んでいるんだなあって、実感します。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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