庭のクリスマスローズが、咲いている。
クリスマスローズを植えるまでは、春一番に咲くのは水仙という印象だったのだが、同じ西側の庭にある水仙はまだ蕾が顔を出し始めたばかりだ。雪柳も蕾を膨らませ始めたが、まだ咲く気配はない。
今年は雪もほとんど降らず、クリスマスローズも暖かな陽射しを浴びてのびのびと咲いているように見える。凛と咲き春を告げてくれている。
冬のあいだ、身体のなかには毒が溜まっていくそうだ。
「春の皿には苦味を盛れ」といわれるが、それはふきのとうや菜の花などの苦味を摂取することで、冬のあいだに溜まった脂肪や毒素を身体の外へ出し、冬眠のごとく眠っていた身体を目覚めさせるためらしい。
しかし、苦みも大切かもしれないけれど、と思う。
春咲く花たちは、ただやわらかく美しく、凛としたたたずまいに心和ませてくれる。それは、冬のあいだ心に溜まった毒を外へ出していってくれるかのようだ。
心の毒は、何でもないところで不意に入ってきたりする。
例えば人混みを歩いていて、ぶつかったのに何も言わず先を急ぐ人。例えば運転中、派手にクラクションを鳴らして追い抜いていく車。近しい人からの何気ない言葉や、何気ない態度にだって、小さな毒を感じることもある。疲れたなあと自覚するときには、たいていそういった毒が溜まっている。冬。外へ出ることが少ない季節に、身体にも心にも溜まっていくものは多いのだと思う。
クリスマスローズを見ていて、心のなかの毒が外へ出ていくのを感じた。
庭に出て、春の花たちがこれから咲こうとしている姿を見て、心がやわらかくほぐれていくのを感じていた。
白は透明感があって、清楚な雰囲気ですね。
うつむいて咲く姿が可愛い。
こちらは、白と紫のグラデーション。
蕾のうちは、濃い紫色をしています。
これは、全体が濃い赤紫のクリスマスローズ。
隣接したふきのとうも、まだ少し残っています。
水仙の蕾は、まだまだこれから膨らんでいくところ。
薪運びの後、ウッドデッキの階段でお茶しました。ギャラリーのよう(笑)
こんにちは。
クリスマスローズって今頃咲くんですね。
名前からして、冬の花かと思ってました。
ところで、さえさんのお庭の雰囲気が、我が家とそっくりで何度もガン見してしまいました。
一枚目の写真なんて遠くに映る家の感じも本当にそっくりで、我が家なんじゃないかと驚きました!
うちの庭にもクリスマスローズを植えてみるのもいいなー、と思いました。
まだ雪が残ってて、水仙の芽さえみえない状態ですが(^_^;)
そらはなさん
わ~コメントありがとうございます。いらしていただけてうれしいです♩
クリスマスローズは、イギリスでクリスマスに咲くものと品種は違うものが日本には合うみたいで、今頃咲くんですよ。和名では「雪起こし」って言われているようです。
我が家の庭は、ちょっと恥ずかしいくらいほったらかしなんですが、そらはなさんは秋田でいらっしゃいましたよね。アカマツの林にそのアカマツを切って乾かして使って建てたので、田舎ならではの家になっていると思います。
似ているとのこと、うれしいです♩
秋田はまだまだ水仙の芽もこれからなんですね。春が待ち遠しいですね~。
さえさん、こんばんは~♪
クリスマスローズは大好きな花です。
そんなあこがれの花が普通にお庭に咲いていうのがすごいです。
白だけだと思っていた色もいろいろあるのと知ってビックリ。
花の姿も可愛いけれどやっぱりクリスマスローズという名前にすごく惹かれます。
命名者のセンスが光ってますよね。
私は歩くのがすごく好きなんですが、今日のさえさんのブログを読んで私は歩くことで解毒をしているような気がしました。
歩いた後の爽快感は解毒から来ているのかな。
最後の写真は本当にギャラリーのようで素敵♪♪♪
papermoonさん
こんばんは~。
クリスマスローズ、可愛いですよねえ♩
でもね、とっても強いんですよ。最初はいただいた苗を植えたら、翌年雪のなか蕾を持ち上げていたんです。感動でした!
名前に魅かれますよね~名前ってほんと大切なんだと思います。イギリスのクリスマスに咲くものと品種は違うんですが、日本で広まったのは春に咲くクリスマスローズなんです。
ホームセンターに色、形、大きさ、多種多様で今は売っていますが、お高い!5月ごろに、安くなったらまた買って増やそうと思っています。
えせギャラリー、たくさん並べて写真撮りたくなりました(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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