去年苗をいただいた、庭のコバギボウシが咲いた。
今年は暑さのせいか、葉も元気がなくなかなか花芽を伸ばしてこないので、もう咲かないかと思っていた。桔梗よりもやわらかな紫色の花がうつむいて咲く様子に、優しい気持ちになる。
さて。その花を撮ろうとしたのだが、まるでピントが合わない。
桔梗のときにも苦労したし、ツユクサは撮れず仕舞いだ。
マイコンデジは、わりと接写もうまく撮れる方だとは思うが、自動でピントが合ってしまうため周囲のもの(たとえば大きな葉とか)に照準を合わせてしまうことが多いのである。
そんなとき、夫から声がかかった。
「一眼レフ、使ってみる?」
「一眼レフ=難しそう」と思っていたが、借りて撮ってみることにした。
デジカメなので自動でピントを合わせてもくれるが、手動で合わせることもできる。使ってみるとおもしろかった。
フィルムだと失敗=無駄になるが、デジカメは気楽だ。
機械は、よくわからない部分が大きい。
そういえば、パソコンを使い始めたときにもそうだった。
けれど、必要なことをひとつずつ覚えていけば、少しずつスキルアップできる。エクセルやワードも、会社の経理ソフトも、メールもブログも。
使いこなしてはいなくとも、困らないくらいには使えるようになった。
夫の一眼レフとも、これから少しずつ仲良くなっていこう。
うつむいて咲くひかえめな花です。
ピントがぴったり合って、うれしい。
夫が撮った一枚です。
「擬宝珠(ぎばうし)の花」は、夏の季語でした。オオバギボウシもコバギボウシも、一括りに「擬宝珠」となっていました。
擬宝珠咲く葬儀三日の夕間暮れ 廣瀬直人
葉っぱにピントが合って、蕾がぼやけた一枚。
蕾にピントが合った一枚。
ツユクサも、初めてピントを合わせて撮れました。
道端のコスモス。
栗の木には、ミンミン蝉がとまっていました。
羽化したばかりだったのかも。
おはようございます。
なんてすがすがしいお花でしょう。
吸い込まれそうな紫ですね。
我が家にある 丸葉玉の簪という大葉ギボウシとは趣が違いますね。
ギボウシという名前は大人になってから知ったような気がします。
『うりときゅうりの浅漬け』母が作って春から初夏に食卓に並ぶ漬物でした。
うり?正しくは『ウルイ』です。
噛むとちょっと粘りがあって美味しい葉っぱと茎です。
今は園芸用にいろいろ派手なギボウシもありますね。
擬宝珠咲く葬儀三日の夕間暮れ 廣瀬直人
良い句ですね、葬儀が終わって夕方ちょっとほっとしたのでしょうか?
ギボウシが咲いていたのでしょうね。
一眼レフはマクロレンズまであるのですが、中に入れるSDカードをPCに取り込めなくなって使っていません。
ミラーレスカメラとコンデジを使っていますが、ミラーレスはあまり外で使うのに向いていません。
結果、コンデジばかり。
こんなきれいな画像を撮ってみたくなりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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