きのう、初雪が降った。例年に比べるとずいぶん遅い雪だった。
その雪のなかでも、野鳥たちは元気に庭にやって来た。
シジュウカラが、西側の窓から見える枝にとまりきょろきょろとせわしなく小首を傾げている。なんとも可愛らしい。
だがキュートな小首を傾げる仕草は、じつは警戒しているときの姿らしい。
目が頭の横についている鳥たちは、左右はけっこう見渡せる。しかし眼球の動く範囲は狭く、上空の鷹を見るときには小首を傾げると片方の目が上を向くので、そうやって警戒しているのだという。
これは可愛らしい小鳥たちだけじゃなく、カラスもやっている仕草だそうだ。カラスは小首を傾げても可愛らしいどころか獲物を探しているように見えるけど。
この情報は、『トリノトリビア』という本で知った。
「鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ」というサブタイトルがついている。鳥類学者川上和人×マンガ家マツダユカのコラボ本だ。
そこには、シジュウカラが二語文を使い会話していることや、枝にとまるために爪が湾曲していることなども載っていた。
おもしろかったのはシジュウカラにも「パリピ」と「シャイ」がいるという話。
積極的にあちこちの群れを行ったり来たりするパリピのようなタイプと、賑やかな群れにはあまり加わらない、人混み(鳥混み?)嫌いなシャイなタイプがいるようです。そしてシャイ君は同じタイプのシャイ同士でいつも行動しているようなのです。また、シャイな個体は人気で流行りの場所では繁殖せず、ほかの個体があまりいない場所で繁殖する傾向があります。群れが大きくなると、群れ内での競争も激しくなることから、それを避けたいのだろうと考えられています。
そう言えば数年前、わざわざ窓枠にとまって、何度も家のなかをのぞいてくるシジュウカラがいた。
「好奇心旺盛なのかな?」
と思っていたのだが、何のために? と腑に落ちないところもあった。だがこれを読むと、いろんな子がいるのだろうと謎が解けたような気がした。
知ることで、どこからか飛んでくる彼らがますます可愛く見え始めた。
雪の庭です。よく見ると水場にシジュウカラ。
背筋を伸ばした姿。ネクタイがかっこいいね!
モノトーンのシックな雰囲気が、雪と似合ってます。
すぐに、飛んでいきました。
西側の窓から見える枝にも、よくとまっています。
背中のイエローグリーンがチャームポイント。
ネクタイが細いのは、女の子だそうです。
可愛らしすぎないマンガの鳥たちが、いいな~♩パリピって、パーティピープルの略なんですね。にぎやかに集う人たちって意味かな?
鳥も人も一緒なのだなあ!と、トリノトリビアを読ませていただきました。
積極的にあちこちの群れをいったり来たり。
いますね〜。そういう人。
賑やかな群れにはあまり加わらない人混み嫌い。
私です〜(笑)
時々我が家の庭にも飛んでくる鳥は群れから離れた
子なのかなあと、親近感わきます。
ぱすさん
ほんと、ほんと。鳥も人も一緒なんですね~
『トリノトリビア』これからも、野鳥を観察しながら楽しんでいこうと思います♩
わたしもぱすさんとおなじくです。シャイ同士でつるめそうですね~♡
でも、観察してもよくわからないのはみんな同じ顔に見えること(笑)
性格調査は、ICチップをつけてやったそうです。
けど、ひとりぽつんとたたずんでいたら、シャイな子なのかも知れませんね~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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