「うめフェス」で歩いた御岳道近くからは、北に八ヶ岳連峰、西に南アルプス連峰、南に富士山が見える。
その八ヶ岳と南アルプスのあいだに、遠く北アルプスがうっすらと見えるのだが、きのうはそれが、いつになくくっきりと見えていた。
こんなにはっきりと見えたのは初めてのことで、北アルプス連峰がにわかに身近に感じられた。
特派員の記事をかくためもあり、八ヶ岳連峰や南アルプス連峰は山の名前もずいぶんと覚えたのだが、北アルプスはまったく知らない山である。
山をやっていた夫に訊くと、ここ明野から見える「北アルプス」は、おおよそ穂高連峰だということだった。
その山々は、日本第3位の高峰でもある奥穂高岳(3,190m)、前穂高岳(3,090m)、北穂高岳(3,106m)、西穂高岳(2,909m)などを指すらしい。
また、右手(北側)には、三角にとんがった槍ヶ岳(3,180m)も見えていた。
調べれば、遠く見える「北アルプス」は、当然だがここから見えない山も多く、白馬、五竜、剣、立山、黒部五郎など、長野、岐阜、富山をまたぐ大きな大きな連峰だった。
身近な八ヶ岳連峰や南アルプス連峰にも、無論見えない山々が続いている。
地図が読めない方向音痴オリンピック金メダリストのわたしだが、北アルプス連峰を調べ、ほんの少しだけ、白く雪化粧した山々を俯瞰したような気持ちになった。
北に見える、八ヶ岳連峰。
西にスクロールしていくと、南アルプスとのあいだに北アルプスが見えます。肉眼でははっきり見えないことが多い白い山々です。
西に広がる、南アルプス連峰。
南アルプス連峰の鳳凰三山。
アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳、鋸岳。
その甲斐駒ヶ岳や鋸岳と八ヶ岳のあいだに、いつもはうっすら見える白い物体という感じです。
それが、きのうはくっきり。
南にたたずむ富士山は、逆にうっすら霞んで見えて。
昨日の午後は、真っ青な空に雲ひとつありませんでした。
素晴らしい青空ですね。
こんな日の山は本当に美しいです。
毎日こんな素敵な風景が見られるなんてうらやましい限りです。
この日の空のような年になればいいな~と思いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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