恵林寺には、何度か足を運んだことがあるが桜の季節は初めてだ。
広く、とても気持ちのいい境内で、桜ばかりではないところが上品だった。
恵林寺は、武田信玄公の菩提寺であり、織田信長に焼き討ちに遭った寺である。
快川国師和尚が「安禅必ずしも山水を須いず、心頭滅却すれば火も自ら涼し」と言葉を残し、百人以上ともいわれる僧侶とともに火に包まれたことは、語り継がれている。
「どんな困難、苦難も、それを超越した境地に入れば、こともない」
そんな意味を持ち、現代では諺となり、人々に伝えられている。
「無念無想」「無我の境地」
となることで、得られるものがあるということなのだろう。
桜は、語りかけていた。
ときが来れば、ただ咲くのみと。
何も考えず、何も胸に抱かず、ただただ季節の訪れに目を覚ます。それを静かに繰りかえすだけなのだと。
気持ちよく歩いた参道。
その先には、桜スポットの「赤門」。
「三門」へと続く庭園も、美しかった。
桜には、青い空が似合いますね。
期間限定、桜朱印をいただきました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
このお寺のさくらも見事ですね。
美しいなあ。
日本の春は素晴らしいですね。
花はただ咲くだけ、見られても見られなくても・・・・。
他人をあまり意識することなく、ありのままでいたいと思いますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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