さて、『妻は他人』には、続編がある。
『人は他人 異なる思考を楽しむ工夫』(KADOKAWA)だ。
料理の仕方は当然のこと、家族でも洗い物の仕方も洗濯の干し方も違っている。
妻は大きいものを離して乾き易さを優先したバランスの良い干し方。私は妻と私のを分ける干し方。
「不思議な干し方」
「いや、これには深くないワケがあって」
著者さわっちは、父親が息子二人の洗濯物を自分のものと混同するからと、解決法としてそれぞれの洗濯物を集めて干すようになったという。
夫と妻、それぞれの干し方を傍観する形で認めているのもよいが、さわっちが育つ環境のなかで、間違えた人を責めるやり方ではなく、些細なことにもたがいを思いやり解決法を考えてきたことがわかる。
そんな副題「異なる思考を楽しむ工夫」的なことも、いろいろかかれているが、『やる気』もなるほどと思った。
彼女にフラれて何もかも嫌になったという学生にさわっちが渡したメモは、
面倒臭いけど役立ちそうな授業
朝早めに始まる授業
役に立たないけど受けたい授業
学生は、授業を受けているうちにやる気が出てきた様子だ。
さわっちの持論は、これ。
やる気が出るのはやり始めてから
モチベーションを高め、やる気を出してからやるんじゃなくて、とにかくやる。やる気が出てくるのは、そのあとでもいいということ。
わたし自身、面倒だなと思った時にも、原稿をかき記事をまとめ始めてから、いつの間にか没頭し時間が過ぎていることが多いと気づいた。
もうひとつ好きだったのは、『将来の夢』。
大きく考えず、やりたいことを箇条書きにしたり、食べたいものを作ってみたり、
夢はちょこちょこ叶える姿勢
だそうだ。
読み終えて、肩ひじ張らずゆったりと生きられそう、なんて気分になれたかも。
帯には「恋人、友人、家族……他人に嫉妬してしまうのは、なぜ?」とあります。Twitterフォロワー数はますます増えていますね。
『将来の夢』のページです。大人はなぜ将来の夢を訊きたがるのでしょう。
バケツプリンは……、作ったことないなあ。
こんばんは。
これ是非読みたいと思います。
ご紹介ありがとうございます。
hanamomoさん
おはようございます♩
『妻は他人』と併せて読むのがおススメですよ~
いろいろ考えさせられて、気持ちの整理ができたり解放されたりしました。
夫が私の事を身内と言うと、私は…いいえ、血はつながっていません…と言って、夫にため息をつかせてしまいました。…おい…と呼ばれて、そういう名前ではない事を主張し、私は私であって、夫の持ち物で無いことをいい続けて、現在は…元々は他人…と認めてもらっています。めんどくさい女かも?
でも、興味深い本ですね。保健室登校ぎみの中学生の孫に、是非買ってあげたいと思います。自分なりの夢もあるようなので、私なりに見守って行きたいと思います。
いつも、色んな本の紹介、ありがとうございます‼
悠里さん
悠里さんは、『妻は他人』を実行されてきたんですね。
相手が違う考え方だとたいへんですよね。
多かれ少なかれ違う人間なんですけれどね。
短編漫画なので、気分転換に読むのもいいかも知れません。
著者は28歳なので、お孫さんにも年齢近いですしね~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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