『お帰りキネマの神様』が、ずっと枕もとにある。
夫が読んだ原田マハの文庫本で、ちょっとややこしいが、『キネマの神様』を山田洋次監督が映画化し、映画に感銘を受けた原田マハが映画に寄り添ったストーリーをふたたび小説にしたのが『お帰りキネマの神様』なのだそうだ。
簡単にいえば、こういうこと。
山田洋次の映画を原作者がノベライズ!
映画『キネマの神様』公式サイトは、こちら。
〈cast〉
円山郷直【沢田研二】愛称ゴウ。酒とギャンブルが生きがいの80代の老人。
円山淑子【宮本信子】ゴウを深く愛する優しい妻。
若き日の郷直【菅田将暉】映画監督を目指す、熱き助監督。
若き日の淑子【永野芽郁】撮影所近くの食堂の看板娘。
円山歩【寺島しのぶ】ゴウの娘。父の借金に悩まされる。
寺林新太郎【小林稔侍】愛称テラシン。かつて映写技師だったゴウの仕事仲間で親友。映画館「テアトル銀幕」を営む。
〈story〉
酒とギャンブルで借金を繰り返すゴウは、娘に預金通帳を取り上げられ、しかたなく古い映画を上映する「テアトル銀幕」へ通うようになる。
かつてゴウは、映画監督を目指していた。自ら脚本をかいた映画「キネマの神様」を撮り始めたが、こだわりの強さがたたり大怪我をした挙げ句、挫折。「キネマの神様」も幻と消え、夢をあきらめ半生を過ごすこととなった。
久しぶりに観た映画に、ゴウは夢を追い続けていた頃を思い出していく。
ほんとうに好きなこと。心から打ち込んだこと。
そういうものには、きっと神様が宿る。
誰のなかにも、そんな神様がきっといるのだ。
映画館へ行きたくなる映画、昔好きだった映画をじっくりと観たくなる映画だった。
映画予告編は、こちら。
志村けんさんが急死して、ジュリーが演じることになったというニュースは覚えていました。コロナ禍の撮影だったのですね。
俳優沢田研二の演技に、大いに笑い、脱帽しました。
☆画像はお借りました。
枕もとにある『お帰りキネマの神様』。わたしがなかなか読み始めないので、Amazon Prime Videoで映画を観ることになりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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