友は何度も沖縄を訪ねていて、たくさんのことを教えてくれた。
三叉路の突き当りに置かれた「石敢當(いしがんとう)」の札は魔除けであること。
石門にくさびの入った座喜味城が、沖縄最古の城だということ。
落花生で作られたジーマーミ豆腐の美味しさ。
腕のたつガラス職人の工房。美味しい天然酵母のパン屋さん。沖縄でしか買えないシークワーサーのケーキ。などなど。
夕食のときにも、テーブルに置かれた織物を手にとり教えてくれた。
「5つの模様と4つの模様が変わりばんこにあるでしょ。〈いつの世まで〉って意味なんだって」
八重山みんさーは庶民の織物で、交互に配置された5つの市松柄が「いつの」、4つの市松柄が「世」を表すそうだ。5、4、5、4とずっと続くその柄に、「いつの世までも末永く」という意味が込められていて、祝いの席や結婚式などに用いられるという。
「〈いつの世まで〉〈いつの世まで〉って、繰り返してるんだよ。素敵だよねえ」
「ほんと、素敵だねえ」
そう言い合いながら、オリオンビールで乾杯した。
いつの世までも、平和でありますように。
戦争の傷跡残る沖縄で、そう願いながら。
一夜目はホテルで食事をしました。ナプキンかと思えば、この「いつよ柄」のみんさー織り、エプロンでした。
人参しりしり。人参が、こんなに黄色いなんて。
とろふわゴーヤチャンプルー。お洒落すぎる!
2夜目は沖縄居酒屋「やんばる」で。つきだしの右手がジーマーミ豆腐。
海ぶどうも、満喫しました。
豚足もジューシーでした。
タジン鍋に、紫芋とゴーヤとパイナップルが入ってた!
泡盛もいただいて。
まだ食べるか~というほどいただきました。ラストに頼んだ春巻が夢のように美味しかったんだけど、何が入ってたのか忘れてしまいました。再現したかったのに。
沖縄のお鍋はやはり独特だなと、思って拝見しました。
具材が、とてもダイナミックですね。ゴーヤとむらさきいもとパイナップル!
びっくりしますね。
一番上の写真の絵皿。
とても好きな感じです。我が家にあるものと、色違い?のような・・・。
よく似ています。嬉しかったです。
さえさん、沖縄に行かれてたんですね~
やちむんの里や座喜味城跡は何度か行ったので懐かしかったです。
琉球グラスややちむんの器とか、お土産色々買われましたか~
何度か行ってもまだまだ知らない事だらけで、みんさー織りの柄の由来は素敵ですね。
カチャーシーも幸せをかき混ぜるっていう発想で踊れば余計楽しくなりますね。
お料理も美味しそうで、久しぶりに沖縄料理、食べたくなりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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