世のなかでは3連休だったようだが、毎日が日曜日の引退シニア夫婦の我が家では、変わりない3日間だった。
それでも、いつものスーパーが団体客でにぎやかだったり、渋滞するはずのない道が混んでいたりすると、ああ、連休なんだ、夏休みが始まるのか、と思わずにはいられない。
そんな流れで、連休最終日の夜は、バーベキューをした。
夫婦ふたりの、静かなバーベキューだ。
鶏レバー、イカ、骨付きカルビ、ステーキ。
買ってきたのは、これだけ。じゃが芋はたくさんあるし、椎茸も残っていた。
鶏レバーは、焼き鳥状に串に刺して焼くことにした。
焼く段になり、夫が言う。
「金串にしなかったんだ?」
「迷った末、竹串にしました」
夫は、竹串だと串自体が燃えやすいから金串に、と思ったのかもしれない。
わたしは、金串は長すぎるし、串自体が熱くなるしと手軽な竹串を選んだ。
言ってしまえば、どっちでもいいことなのである。
結婚して37年。長くともにバーベキューをしてきた仲なのに、こういう小さな認識の違いは多々ある。たぶんこれからも、こういう小さな”ズレ”のようなものは、ずっと続いていくのだろう。
塩をして炭火で焼いた鶏レバーは、とても美味しかった。
仕事に出ているわけではないけれど、summer vacationの季節が始まる。
鶏レバーと椎茸、アルミホイルのなかは、イカの肝とゲソ。バター醤油味にします。
イカと、じゃがバター。肝も焼き上がりました。
骨つきカルビと、じゃがバターは、さらに直火で焼きました。その方が断然美味しかった。
ラストは、ステーキ。
明るい写真がなかったので、6月にしたバーベキューの写真を。
今の暑さでは、明るいうちにバーベキューをするのは命取りです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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