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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

12月のカレンダー~モンサラーシュ

夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダーも、最後の一枚となった。

舞台は、2019年の年末に旅したポルトガルのモンサラーシュ。山の上にある白い村だ。「ポルトガルで最も美しい村」のひとつである。

 

モンサラーシュで覚えていることは、車の入れない小さな村で、別行動した夫とたびたび出くわしたこと。

そんな狭い村でも、カフェには村民らしき男性たちが来ていて、この小さな村で働いて村のカフェでお昼を食べるのか、どんな仕事をしてるんだろうと思ったこと。

メニューにあるガスパチョが食べたかったのに品切れで、サンドイッチを食べたこと。(食い意地が張っているから、こういうことはよく覚えている)

ピンク色の布をまとった等身大のシスターのような人形が、あちこちに飾られていたこと。(クリスマスシーズンだったからかな)

スペインとの国境にほど近い場所に位置していて、村を出てレンタカーで国境まで走って、ただ国境を越えてエヴォラへ戻ったこと。

そして、青く明るくスコーンと抜けた空。

 

モンサラーシュは、「沈黙の音が聞こえる村」という異名を持ち、夜明け前や夕暮れの静けさがたまらなくロマンチックだともいうが、あの空の青さだけの記憶というのも、またよかったのではないかと思っている。

優しいベビーピンクともいえる色の布をまとった人形たちに、最初は驚きました。

YasuoMaedaのホームページはこちら【life is fun】

白い家と青空のコントラストが、夢のよう。

カフェの村民らしきおじさんたちと店主。

洒落たディスプレイ。

モツァレラとトマトのサンドイッチ。ガスパチョじゃないけど、美味しかった。

そして、スペインとの国境は、通り過ぎてしまいそうに地味でした。

トイレその1日比谷花壇のカレンダーは「synchronicity」。何かがシンクロしてるんでしょうね。

その2モネのカレンダーは「コルサース山、ばら色の反射」。

1895年1月~4月、モネは義理の息子ジャック・オシュデが住むノルウェーに滞在し、コルサース山の絵を描いたそうです。ノルウェーで描いた最後のテーマで、10枚の絵はほとんど同じ構図だったとか。けれど、山や雪に落ちる影は、単純な黒やグレーではなく、そこに様々な色を見出していたといいます。時間や天気による光の効果を連作に求め続けていたのでしょうか。

 

 

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    過去記事にコメントしてごめんなさい。
    ご主人のHPに飛んでみました。
    外国の風景が楽しく素敵に切り取られていますね。
    地べたに座って写真を撮る姿、夫もよくこんな風にして写真を撮っていました。
    最近夫はカメラを持つこともないですが。

    このカフェのお皿の飾り方が楽しいですね。
    私も沢山あったらこんな風に飾りたいと思いました。
    サンドイッチおいしそう。
    パンはフランスパンのような感じでしたか?

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    コメントありがとうございます。
    夫のHPも観ていただいて、感想、夫に伝えたら喜んでいました。
    地べたは、高知の四万十川の沈下橋です。わたしが撮ったんですが、なかなかいい写真でしょう(^_-)-☆
    hanamomoさんのブログを読むと、ご主人はいつも忙しい方というイメージです。
    そのうちカメラを持って出かけたりするかもしれませんね。
    お皿を壁に飾るのって、イタリアでもスペインでも見かけましたが、日本であまり見かけませんよね。おもしろかったです。パンはやわらかかったんですよ。あ、でも食パンよりは固いかな。焼いて出してくれたので、余計に美味しく感じました。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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