年明けから、何度か苺を買った。
静岡の「紅ほっぺ」、栃木の「とちおとめ」ときて、佐賀の「さがほのか」が特売になっていた。
ちょうどNHK「朝イチ」で佐賀を特集していたが、途中までしか観なかったな~と思い出した。
佐賀といえば、有明海の海苔と、サッカーJ1のサガン鳥栖くらいしか知らない。
あとは、都道府県ランキング最下位というニュースを見たことがあるだけだ。
「朝イチ」では、そんな佐賀は今「プリン県」だそうでプリン押しだったけれど、そっち方面あまり魅力を感じなかった。
何気なく検索してみると、元来焼き物が盛んな土地なのだと知った。
「えっ、有田焼も伊万里焼も、佐賀なの?」
有田焼、伊万里焼のほか、「日本三大茶器」のひとつ唐津焼(唐津市)、江戸時代、佐賀藩で使われた白石焼(みやき市)と種類も豊富だ。
そのうえ。
「っていうか、伊万里焼って有田焼なの?」
有田焼は、初め、伊万里港から出荷されていた。それで、伊万里焼とも呼ばれていたという。
今は、伊万里市で生まれたものを「伊万里焼」、有田町で生産されたものを「有田焼」と区別されていているそうだ。
ちなみに、有田焼とは。
佐賀県西部(有田町、伊万里市)で17世紀に日本で初めて作られた磁器。透き通るように白い磁肌と呉須 (藍色の顔料)で描いた染付け、ガラス質の上絵具 (赤、緑、黄、紫、青) を用いた華やかな赤絵が特徴。耐久性が高く、美術品から日用品まで様々なものが生産されている。
わたしの勝手なイメージでは、有田焼は白地に藍の磁器で、伊万里焼はカラフルな磁器。なんとも偏った認識だった。
「なんか、佐賀いいかも。有田、伊万里があって最下位ってなぜ?」
と思うのは、きっとわたしが焼き物が好きだからだ。
『地球の歩き方』山梨特派員をしていて、山梨の魅力を発信して、ここ山梨には様々な魅力があると知った。
自分が惹かれる方向は目につきやすいけど、そうじゃないことは気がつかないことも多い、ということも。
佐賀にも、そしてたぶんどこにでも、いろいろな魅力がある。
さがほのかは、果肉がすっきりと白く爽やかに甘かった。
佐賀の「さがほのか」。酸味少なめ、甘味の強い苺。なかの果肉が白いのが特徴。
ほんとだ~白い。安価な器だけど、これ、気に入っています。
このレンコンも、佐賀産でした。これも使いやすい大皿。
静岡の「紅ほっぺ」。甘味と酸味のバランスのとれた苺。果肉も赤いのが特徴。
栃木の「とちおとめ」。「さがほのか」と同じく、酸味が少なく甘味が強い苺。東日本のシェアNo.1の品種だそうです。
家を建てたときに設計士さんにプレゼントしていただいた大皿。今もよく使います。骨董品らしいけど、なに焼なのでしょうか?
こちらのお皿、興味があって
「染付 寶尽くし」というワードでググってみたら
同じ図柄のイゲ皿がヒットしました。
お写真ではイゲ皿には見えませんが伊万里焼のようですね。
同じ図柄でも染付のものも印判もあるそうです。(以前、有田焼の窯元で聞きました)
Antique Sam’s Collectionというサイトで見つけました
https://www.sam-col.com/SHOP/bjpss181.html
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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