魔法のアイテムを、友人に教えてもらった。
「茹で卵が、楽々剥けるグッズがあるよ」
というわけで、百円ショップで、卵の穴あけ器を買った。
卵の殻に小さな穴を開け、それから茹でるらしい。
「穴、先に開けてから茹でるの?それでつるんと剥けるなんて、魔法みたい」
殻にひびが入って白身が流れ出てしまう失敗を何度かしていることもあり、殻に穴を開けるという発想の斬新さにまず驚く。
「そこから、ひびが入ったりしないのかな?」
心配でもある。
穴を開けるときも、恐る恐る。自分のなかで卵は壊れものだという意識が強いのを感じた。そしてカチッと音がして穴が開いたときには、ひとり歓声を上げた。
カチッは思った以上にしっかりした音と感触で、耳に手に伝わってきた。それでも、ひびが入ったりはしない。卵の殻の硬さにやわらかさに、また驚かされた。
これまで何年も『伊東家の食卓』の裏技で茹でてきたので、水から茹でるのは久しぶり。それだけで緊張する。
卵は殻にひびが入って白身が流れ出すこともなく、茹で時間5分の半熟卵は順調に茹で上がった。しかし剥く段になると、伊東家方式よりも剥きにくい。きれいに剥けるのだが、つるんとはいかない。結局4個のうちの1個は白身ががさがさになってしまった。
説明書きには卵のゆるいカーブの方に1つ穴をあけるように絵がかいてあったのだが、どうやら1つでは足りなかったようだ。卵にもよるのかも知れない。
再度チャレンジし、4つ穴を開けてから茹でてみた。今度はみんなつるんと剥けた。茹で卵がつるんと剥けるのって、何とも気持ちよくうれしいものである。
魔法のアイテムのようにも思えた「卵の穴あけ器」だが、魔法でも何でもないただの道具だとは知っている。道具は使い方次第。自分で使いやすいように試行錯誤し、使いこなしていく過程もまた楽しい。
だがもしも魔法のアイテムだったとしても、もちろん使う人次第、使い方次第なのだろう。人が使うものには、人の心が宿るのだから。
乗せて押すと、かちっとしっかり音がして穴があきます。
ケガをしないようにと、ロック機能もついています。
やわからいカーブの方を下にして、置きます。
穴が空きました!ほんの小さな穴。見えますか?
穴から割れることもなく、ぶじ茹で上がりました。
残念ながら、1個は白身ががさがさに。
5分茹での半熟茹で卵。美味しくいただきましたよ。
はりねずみさん、こんばんは~♪
半熟茹で卵は殻を剥くのが難しいのでいつもエッグスタンドに載せてからスプーンで卵の殻を叩いて穴を開けてすくって食べてました。
今はこんな便利なものが100均で売られているのですね~!
ホントに驚きです。
茹で卵、大好きです。
小学校の時の遠足には必ず持っていってました。
塩をつけて食べるのですが、これがまた美味しいんですよね。
キレイに殻がむけるとやっぱり嬉しいですよね。
papermoonさん
こんばんは~。
エッグスタンドに乗せた半熟卵、子どもの頃に映画で観て憧れていましたが、いまだ食べたことがありません。半熟卵って、美味しいですよね~。
おでんの卵をアップしたら、友人が教えてくれました。
穴を開けるときのプチッが気持ちよくってストレス解消にもなるかも(笑)
夫はマヨネーズ派ですが、わたしは塩。塩をつけるの、美味しいですよね~。小学校の給食も思い出したりして。
つるんと皮が剥けるの、気持ちいいんですよね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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