松本で行われた『長野県民パラスポーツ大会』に「ボッチャ」を観に行った。
大ちゃんこと上原大祐さんが代表を務めるNPO法人『D-SHiPS32 』が主催するイベントだ。
【ボッチャ】
ヨーロッパで生まれた、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたパラリンピックの公式競技。
目標球ジャックボール(白いボール)に、赤・青のそれぞれ6級ずつのボールを投げ、あるいは転がして、いかに近づけるかを競う。
障がいによりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプス)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できる。
詳しいルールは → こちら
チームカラーのボールを投げて、白球に近づける。
その単純さがおもしろい。あ、これならわたしでもできそう、と思える。
もちろん上手くなれば、ただ白球に近づけるだけではなくチームプレイとして作戦を立て、相手チームのボールに当てたり、白球自体に当てて位置を変えたりと技術も方法も複雑になってくる。
だけど、こんなに誰にでもできる、そして楽しめるスポーツって、たぶんほかにはない。
体験コーナーで、夫とチームを組み、若いカップルと対戦してみた。結果は負けだったけれど、もう一回やれば勝てるかもとけっこう本気で思った。
「また、やりたいなあ」
運動音痴のわたしは、スポーツ全般に苦手意識がある。こんな気持ちになったのは、久しぶりだった。
チームカラー(赤or青)のボールを白いボールにいかに近づけるかが勝負。
カーリングにも似たスポーツです。ボールは弾力性があり重く、あまり跳ねません。ソフト、ミディアム、ハードの3種類があると、ボッチャ歴12年だという選手が教えてくださいました。
大ちゃん、司会進行がんばっていました。彼のエンターテイメント性には脱帽。
大ちゃんと知り合うきっかけとなった会社研修の記事は → 『車椅子に乗って』
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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