夫もわたしも、オッソブーコという食べ物を知らなかった。知ったのは、ミラノで買った日本語のガイドブック。どうやらミラノの歴史あるご当地グルメらしい。osso(オッソ)=骨、...
「天に通じるように、葉脈が伸びているみたい」ミラノでドゥオモを見上げたとき、その細やかさと美しさに、植物のなかに伸びていく水分や養分を運ぶ道、葉脈がはりめぐらされているよ...
パレルモのB級グルメと言えば、アランチーニと内臓バーガーだ。アランチーニは、トマト味のライスコロッケ。「なんで、オレンジ(Orangeアランチャ)なのにオレンジが入ってな...
イタリアに来てからというもの、上ばかり見ている。教会を観に行くことが、多いからだ。宗教は持たないが、教会のしんとした心が落ち着く雰囲気や美しさを、ただ観て空気を吸い、感じ...
「パレルモで、おススメの魚は何ですか?」夫が訊くと、タクシー運転手の女性は、当然という口調で言った。「ソードフィッシュ!」「ソウルフィッシュ?ソウルフードみたいなものかな...
シチリア島では、州都パレルモで3日間を過ごした。「シチリアで、のんびりと魚が食べたいね」と、わたし。「ゴッド・ファーザーの故郷で、ワインを飲むのもいいよね」と、夫。ただそ...
「たっぷり時間あるね。ゆっくりビールでも飲もうか」と、夫。「いいね。冬のイタリアに乾杯だね」と、わたし。のんびりとした気分で、羽田空港のチェックインカウンターに荷物を預け...
小学生の頃、息子がこっそり教えてくれたことがある。校長先生のお話の時間に、ある遊びをしているというのだ。神妙な顔をして話を聞くふりをしながら、頭のなかではこんな遊びをして...
森見登美彦の『聖なる怠け者の冒険』(朝日文庫)を、読んだ。社会人2年目にして独身寮で缶ビールを飲むのが唯一の趣味という怠け者、小和田君。彼は京都の街を舞台に活躍する正義の...

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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