サッカー壮年の夫につきあい、セリエA観戦に行った。
ローマのあるラツィオ州には、セリエAのチームが2つある。「ASローマ」と「SSラツィオ」だ。
その、ラツィオの試合を観に行った。相手は「スペツィア・カルチョ」という名前も知らないチーム。
夫によると、サッカーの国イタリアでは、ゲームの行方次第でサポーターが暴れる危険があるという。なので、デイゲームを選んだそうだ。
さらに、ラツィオサポーターであること、仲間であることをアピールするために、夫はユニフォームを着て、わたしはキャップをかぶることにする。
ラツィオのホーム「スタジオ・オリンピコ」近くのバス停に降り立つと、露店でユニフォームやらタオル、旗、キャップなど応援グッズが並んでいた。本物(オフィシャル)ではないが、問題ない。
準備万端でスタジアムに入る。入口ではパスポートチェックまであり、緊張する。けれど、スタジアムに入ると、開放感に満ちあふれた空間が広がっていた。大人も子供も、みな表情が明るい。お祭りを待ち望んでいたような顔だ。
選手入場で、応援の声が合唱に変わる。
感じたことのない一体感が、スタジアムを包み始めた。
ラツィオは、1900年に生まれたチームだそうだ。
サッカーはよくわからないわたしだけれど、セリエAの選手たちとサポーターたちの積み上げてきた長い歴史を感じ、心温かくなった。
「スタジオ・オリンピコ」は、トラステヴェレからバスで約1時間。サッカー観戦日和でした。
スタジアムに入る前に、ユニフォームとキャップを購入。
いざ、スタジアムへ。
広~い! 古いけれど、屋根つきの立派なスタジアムでした。
試合は、ラツィオが終始優勢。
3点目のゴールで盛り上がるサポーターたち。
ウルトラスも、歓喜の旗を振っていました。試合は、4-0でラツィオの勝利。ホームゲームなので、スタジアムじゅう頭上に広がる青空のように晴れ晴れとしたムードでした。
この日は疲れたので、バス停前のスーパーで買ったお惣菜でディナー。ラツィオに乾杯しました。
ボンジョルノ♪
ナポリからローマ。
毎日、イタリアの旅の様子を楽しみに拝見しています♪
青空の下、セリアAを観戦されたんですね!
息子たちが中高生の頃、毎朝毎晩見ていたセリアですよ!
いつかイタリアに行ってみたい~ってよく言っていました。
観戦にはやはり覚悟が要るようですね。熱狂ぶりがお国柄でずいぶん違うようですね。
この前のインドネシアは、もう唖然でした。
昨夜、BS・地球タクシーでローマのタクシードライバーを通しての風景を見ました。
一番ローマらしいところに連れていくよ~って熟年ドライバーが走った先がトラステヴェレでした。
なんか、わたし聞いたことあるその地名~。と思いました。
さえさんのローマ紀行で得た知識でした。ありがとうございます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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