いざこざがあってから、もう7年以上会っていない息子の夢を見た。
夢のなかで彼はフィギュアを作っている。しかし、その世界ではフィギュアを作ることは犯罪だった。「フィギュア」と口にすることも許されず「粘土人形」と呼ばれていた。粘土人形を作る彼は追われる身だ。わたしは何とか彼を逃がそうと手を尽くす。その世界では考えることはない。なぜフィギュアが悪なのか。
「ただ悪だって、決められているだけなんだ」
珈琲を飲みながら夢を思い出し、考えた。
その世界は、どこか似ていた。女子会で、どうにも居心地の悪い思いをするときがある。その空気と。決まりごとと自分の価値観とがかけ離れているのだ。
楽しいはずの女子会だが、何かのきっかけで夫に対する愚痴をこぼしあう空気になることがある。夫婦の不満を打ち明けなくてはならない空気に。もちろんこぼしたい愚痴がないわけじゃない。けれど、わざわざ言うほどのことじゃないし聞いてるだけでいいやと思っていても、カラオケと同じく順番が回ってきてしまう。夫婦の愚痴の持ちネタは、十八番と同じく必要なのだ。
いい大人になったのに女子会で、いまだそんな居心地の悪さを克服できずにいる。そんなわたしは異質な存在なのだろうかと、くよくよと考えるときがある。
ふと思いつき、夫のことも息子のことも何でも話せる友人に話してみた。
「同感! わたしも、そう感じることよくある」
即座に返って来て、ホッとした。
人は集団になると、思いもよらない方向に流れていくことがある。
それぞれの人格とは別モノの「塊」がひとりでに歩き始め、ひとりひとりには止められない空気ができあがる。女子会も、だからおもしろくもあるのだろう。
夢のなかで無心にフィギュアを作っていた息子は、元気でやっているだろうか。
甲府の『AKITO COFFEE』で、いつものように無料券で1杯味見をしてから豆を買いました。
新鮮な豆は、お湯を注いだときにふんわり膨らみます。
わりと深めのグァテマラの豆で。エチオピアとルワンダの豆も購入しました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
おはようございます。
特派員記事を読みました。回数券なくなったんですか! いろいろ知らない状況になっている〜! 便利にはなっているけれど、たまにしか利用しないとそのお得さもわからないままかも。というより面倒でいろいろ調べない(^o^;)
人と人が集まると思わぬ方向に話がエキサイトして、あれ?と、そこまで思っていないことを口にしてしまう怖さがありますね。「沈黙は金」ってよく言ったものだと思います。
息子さんのお仕事、ステキですね。お元気で頑張られていると思います(○´∀`○)
彩夏さん
こんにちは♩
そうなんです。回数券がなくなったのは痛いです。
えきねっと購入も慣れるまでちょっとたいへんそうです。
見ていただいてありがとうございます。
人と人とが集まると、、、ありますよね~思っていないことまで口にする。「沈黙は金」ですね。
息子は夢のなかとは違う普通の仕事をしています。わかりにくかったようなので文章を直しました。すみません。元気でがんばってるかな。ありがとうございます♩
さえさん、こんにちは~(^^)/
東京はもう桜が綺麗に咲いているんですね~
関西は、まだつぼみか五分咲きといったところです。
私もいくつかのメンバーの違う女子会に参加しますが、たしかにそれぞれの集まりでのカラーが全く違うけれど、幸いにも夫への愚痴をこぼしあうシーンにはあまり出くわした記憶がありません。
人数が多いと、話題が次から次へと変わっていって、結局覚えてない事も多いからかもしれませんが・・・(^^ゞ
冷凍卵ですけど、前に冷凍卵のフライっていうのをブログのお友達が作っていたので、真似して作った事があります。
冷凍卵を凍ったまま、普通にフライにするんですけど、見栄えは悪かったけれど、中はトロリとして美味しかったです。
普段は卵は冷凍ってしないんですけどね。
ユミさん
東京、けっこう咲いていました。
韮崎駅の桜は毎年なぜか早く咲くので、こちらはこれからですけどね。
ユミさんは、夫に対する愚痴を言いあうっていうシーン、ないんですよ。ね。ユミさんの人柄なんだと思います
何でも話せる、愚痴もこぼせるって気の置けない仲だからだとは思うんですが、最近は楽しい時間を過ごせるだけでいいって思うことが増えました。覚えてないくらいの会話がいいのかもしれませんね~
冷凍たまごのフライ!おもしろそう。今度やってみますね~♩
こんにちは。ずっと前の記事に突然コメントすることお許しください。
夫の愚痴のいいあい、私もとっても苦手です。
それを言ってどうなるの?と思います。
女が集まると必ずこの話題になり、本当に居心地の悪い思いをしてしまいます。
順番が来て、ないんだ~と言われるともっと居心地が悪くなります。
だから女子会は苦手です。
ボランティアの仲間たちとコロナになる前はよくランチに行きましたが、そんな話にはならないのです、
だからとっても楽しい!
さえさんも書いておられるように、『あれ?今日何話したんだっけ?』というくらいがいいのです。
たわいのない話が一番。
夫に聴いてみると<俺たちは絶対にそんな話題にはならないよ。>という返事でした。
子どもの話も苦手、子供がいてもそうなんだからいない人はもっと苦手だと思います。
自分の子と話そうよと言おうか!と思ってしまいます。
私は群れることが苦手なんだな~とつくづく思います。
変換間違いでした。
>自分の子と話そうよ。
自分の事と書きたかったのです。
すみませんでした。
お返事の
>自分でも自分自身が扱いづらいところがあり
なんだかほっとしました、私はたびたびそう思いながら暮らしています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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