渋滞が解消されたお盆明け、諏訪湖までドライブした。
諏訪湖周辺に「三十三土偶札所巡り」の考古館が3つあり、そこを訪ねようと計画していたのである。
夫が運転手を買って出てくれたので、高速を飛ばして1時間ほどで到着。
わたしは、取材。夫は、石仏を撮る。
それぞれ別々に過ごしつつ、ランチはともに「鰻」と決めていた。土用どころか、今年まだ鰻を食べていない。
タイミングがいいのか悪いのか、12時ぴったりに鰻屋の暖簾をくぐると、まえに2組並んでいた。
鰻は諏訪湖名物なので、しょうがない。30分ほど待ち、注文する段になる。
「松竹梅、どれにする?」
やはり松の方が上等なのかと考えていると、夫がすかさず言った。
「松竹梅は、量の違いだけだから」
「そうか、そういえばそうだった。じゃ、わたしは梅」
以前も鰻屋で聞いた話だったのに、すっかり忘れていた。
多くて年に一度だからなあ、と忘れていた言い訳を考える。考えつつ、食い意地が張っている自分が可笑しくなる。
諏訪湖名物の鰻は、これ以上ないというほどに美味かった。だがこれとて久々に食べたとき、いつもいつも思っていたかもしれない。
下諏訪町の「うなぎ松倉」で。梅です。鰻の写真は、これだけでした。
浜松で生まれたうなぎの稚魚が、天竜川をのぼってきて諏訪湖で育ち、諏訪湖でうなぎが獲れるようになったのだそうです。
同じ下諏訪のお寺「慈雲寺」を訪ねました。苔が絨毯のように敷き詰められた参道。
山門をくぐると、優雅な佇まいの松が。赤松の一種で、樹齢400年を越える天桂松(てんけいまつ)だそうです。カメラに収まらない大きさだったので、後ろに回りました。
身近にある赤松だとは思いませんでした。
松と大銀杏越しに撮った本堂。
枯山水は、「釈迦十大弟子の庭」とも呼ばれるそうです。
雲っていたけれど、青空もところどころに広がっていました。
池泉庭園には、小さな白い睡蓮が咲いていました。
こんにちは。
美味しそう!私も今年の土用に食べなかったからいつか!
ふっくらしていて美味しそうです。
松竹梅のちがい、知らなかった!
夫は子供の頃近くの皮で鰻を獲ったそうで、とても身近な食べ物を感じています。
だからこの前、一緒にスーパーに行ったら(イオン)うなぎの高価なのに驚いていました。
その小ささと高いのに何度も見ていました(世間知らずなので)
だけどうなぎは彼の大好物、そのうち買ってご馳走したいと思います。
鰻屋さんにいけないのが悲しい。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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