栗原はるみレシピの「銀ダラのクリームコロッケ」を作ってみた。
「作ってみた」のまえには「ようやく」が、つく。
これ美味しそうだな、と思って早や十年というほどずっと心魅かれながらも、これまで扉を開ける、その取っ手にも触れてこなかったレシピ。
作ったのは、買い物に行かずとも作れるレシピをと模索していた晩、あるもので(冷凍の銀ダラがあった)作れると思いついたからだ。
しかしそれを口にして、夫がつぶやいた。
「バカリャウ」
「あ、バカリャウ」
わたしも、思わず復唱してしまう。
バカリャウとは、ポルトガル語で「干しダラ」のこと。
リスボンで何度となく口にしたポルトガルの郷土料理「パスティシュ・デ・バカリャウ」(バカリャウのコロッケ)と風味が似ていた。
「銀ダラ」と「タラの塩干し」に共通項があるとはついぞ思わず、まったく違うものとして捉えていたが、『私のおもてなしレシピ』の写真を見れば、コロッケなのにまんまるのボール型。見た目も「パスティシュ・デ・バカリャウ」とそっくりだった。
栗原はるみは、ここからヒントを得て「銀ダラのクリームコロッケ」を作ったのやも知れぬ。
思いもよらず、なつかしい旅を振り返ることとなった。
料理本のなかに一歩足を踏み入れれば、そこはもう世界とつながっている。
揚げたてが、いちばん。
レシピより、ちょっと大きめで平たく作りました。
翌日のランチにも、1個ずつ揚げました。
焼き立てパンにも負けない存在感あり。
これがポルトガルで食べたバカリャウのコロッケです。その記事は、こちら。
栗原はるみのレシピ写真は、これです。
こんばんは。
先ほどはお出かけくださってありがとうございました。
干しだらはお隣韓国のヨンチャンの特産品ですよね。
ポルトガルのこのお料理はブログ友の青目さんのブログでよく拝見しておりました。
鱈って生で食べるとあっさりですが、干すと旨味が増していいおだしが出てくるような気がします。
韓国の干しだらのキムチも美味しかったです。(私にはちょっと甘すぎましたけど)
銀鱈のクリームコロッケ、絶対美味しいでしょう。
はるみさんのレシピなら美味しいに決まっています。
ポルトガルの緑のお皿のコロッケの下は半熟卵をかきまぜたのですか?
玉子をつけるとトロっとしてまた美味しいのでしょうね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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