角田光代, 読書 2016.10.21
角田光代の小説『紙の月』(ハルキ文庫)を、読んだ。銀行での一億円横領事件。容疑者は41歳、契約社員の女性だった。結婚後、子どもに恵まれず銀行でパート勤めを始めた梅澤梨花は...
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夢を見た。夢のなかで、友人と噂話をしている。「彼女(架空の人物)、最近、やせたよねえ」「そうそう。エアロバイク買って、毎日乗ってるんだって」「エアロバイクかあ」「うん。エ...
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家ご飯, 食 2016.10.19
掘り立ての薩摩芋をいただいた。薩摩芋を使った料理でいちばん好きなのは、何と言っても味噌汁。薩摩芋も美味しいが、汁の甘み旨みがたまらない。薩摩芋を入れた味噌汁を薩摩汁と呼ぶ...
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衣替えの季節だ。秋の衣替えには、何年か着てよれよれになったTシャツを処分するという仕事も含まれる。Tシャツはたいていぼろ布として保存し、掃除に使ってから「ご苦労様」と声を...
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「あのさー、あれ、ちゃんと直してから洗濯に入れてくれない?」わたしの言葉に、夫は誤魔化すように言う。「ああ、あれな。あれ、たいへんなんだよ」何のことはない、五本指靴下のこ...
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家ご飯, 食 2016.10.16
急に冷え込んだ週末。今シーズン初めて、おでんを煮た。大根一本分に見合った分量の大鍋いっぱいのおでんだ。夫婦二人でもこの量を煮るのだが、この週末は上の娘が友達を連れて帰って...
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どうしたら空き巣に入れるか、本気で考えたのは生まれて初めてだった。開いているトイレの窓から忍び込むか、格子のついた窓の隙間から長い棒を入れて窓の鍵を開けるか、窓ガラスを鍵...
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原田マハ, 読書 2016.10.14
原田マハの恋愛小説『カフーを待ちわびて』(宝島社文庫)を、読んだ。 カフー ―――【果報】与那喜島の方言。いい報せ。幸せ。舞台は、沖縄の小さな離島。島の巫女(ユタ)である...
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外ご飯, 食 2016.10.13
「移り香」を辞書で引くと、こう出てきた。(うつりが)他のものから移った香り。残り香。また「残り香」を引いてみた。(のこりが)いなくなったあとに残っている、その人のほのかな...
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国立新美術館に『ダリ展』を観に出かけた。ダリは、有名な「記憶の固執」という柔らかく折れ曲がった時計の絵くらいしか知らなかったが、予備知識はあえて入れず、ゆっくりと観て歩い...
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待つのは得意だが、待たせるのは苦手。そういう性質だと思っていた。しかしふと、じつのところはせっかちで、自分は待つのは苦手なんじゃないかと考えた。小さな待ち時間、何かをして...
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母からじゃが芋が届いた。北海道の親戚から送ってきたという男爵のおすそわけだ。北海道の牧場で育った両親の影響で、わたしも幼い頃から男爵とメークインの違いはよく知っていた。男...
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ヨガ教室に行くと、忘れていた様々なことを思い出す。先週は思いもよらず、とても小さな女性が一緒にレッスンに参加することになった。生後5カ月の赤ちゃんだ。「すみません。抱っこ...
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家ご飯, 食 2016.10.08
「きのうのお好み焼きって、美味しいよね」お好み焼きを焼いた次の朝は、たいてい残ったお好み焼きを食べることになる。豚バラ肉をかりかりに焼いた焼きたても美味しいが、しっとりと...
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