以前から、自分のパーソナルスペースが大きいということは、認識していた。人との距離の取り方は難しい。「パーソナルスペー...
続きを読む
窪美澄, 読書 2017.06.09
歳を重ね、自分の持つ体温とか湿度とか、そういうものを気に留めることが少なくなった。しかし人間は動物で、生きているうち...
続きを読む
原田マハ, 読書 2017.06.03
原田マハの短編集『あなたは、誰かの大切な人』(講談社文庫)を、読んだ。裏表紙の紹介文には「歳を重ねて寂しさと不安を感...
続きを読む
桜木紫乃, 読書 2017.05.23
桜木紫乃の小説であるから、舞台はやはり北海道だ。序章は、秋風が吹き始めた厚岸での火災から始まる。釧路で会計事務所を営...
続きを読む
いくつか平行に線路とホームが並んだタイプの駅のホームに立つと、思い出すことが2つある。ひとつは、交差しながら流れてい...
続きを読む
東京に出た際、神保町の古本屋街を歩いた。会社が神田に移転してから、神保町の駅付近はよく歩くようになったのだが、古本屋...
続きを読む
何年か前に読んで、とても魅かれた記憶のある小説を再読した。三浦しをんの連作短編集『木暮荘物語』(祥伝社)。7つの短編...
続きを読む
「この本読む? 素晴らしく気持ち悪くなること請け合いだよ」「なんでわざわざ、気持ち悪くなる本、読まなくちゃなんないの...
続きを読む
ちりちりと髪が焦げていく。不意に、そんな匂いを感じた。十代の頃、悪戯して抜いた髪を燃やしたことがある。その頃のことが...
続きを読む
湊かなえ, 読書 2017.04.19
湊かなえのミステリー『リバース』(講談社文庫)を、読んだ。先週からTBS系列でドラマが始まったばかりだが、帯にある「...
続きを読む
本谷有希子の小説『自分を好きになる方法』(講談社文庫)を、読んだ。主人公は、リンデという名の女性。名はカタカナだが、...
続きを読む
山本文緒, 読書 2017.04.04
山本文緒の短編集『絶対泣かない』(角川文庫)は、何度も読み返した大好きな小説だ。裏表紙の紹介文には「15の職業のなか...
続きを読む
村上春樹, 読書 2017.03.29
村上春樹の『騎士団長殺し』(新潮社)を、読んだ。7年ぶりの長編だ。初心者でも、村上春樹らしさをじゅうぶん楽しめる「こ...
続きを読む
森見登美彦の新刊『夜行』(小学館)を、読んだ。読み始めてすぐ、やわらかい文章に、心のなかの波が凪いでいくのを感じた。...
続きを読む