花と木, 田舎で 2017.10.01
山梨のどこに住んでいるのかと聞かれた際、大抵はこう答える。「日照時間日本一の明野。それで町おこしで向日葵畑作ってて、映画『今、会いにゆきます』の向日葵畑のシーンのロケ地に...
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山, 空, 田舎で 2017.09.30
秋の空、秋の雲。一昨日の夕方からきのうの朝にかけて、横に棚引く雲を何度か見かけた。空の写真図鑑『空の名前』(光琳社出版)によると、「横に幾重に重なって棚引く雲」は「八重棚...
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伊岡瞬, 読書 2017.09.29
「イヤミス」とは、読んでイヤーな気持ちになるミステリーのことだそうだ。伊岡瞬のミステリー『代償』(角川文庫)は、まさにイヤミスだった。小学校6年生の冬、圭輔は、自宅の火事...
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呼吸器内科で咳喘息の可能性が高いと診断された際、いくつかの質問を受けた。「咳をするとき、喉がイガイガした感じになりますか?」一瞬考える。イガイガした感じになるのは、咳が出...
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韮崎駅まで行く途中、いつのも道での信号待ちでのこと。ふと前方の高台の方へ目をやると、陸橋が見えた。「あ、ここからあの陸橋、見えるんだ?」その陸橋は、エッセイサークルや甲府...
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花と木, 田舎で 2017.09.26
庭の金木犀の花が、今年はいつになくたくさん咲いた。いい匂いだ。金木犀の匂いを嗅ぐと、結婚したばかりの頃を思い出す。暮らしていたのは、東京大田区の住宅街。6畳一間のアパート...
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恵比寿の東京都写真美術館に、アラーキーの写真展を観に行った。『センチメンタルな旅』と題されるのは、「陽子によって写真家になった」と自ら語るアラーキーの陽子との新婚旅行での...
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家ご飯, 外ご飯, 食 2017.09.24
東京に出ると、よく朝食に『SoupStockTokyo』のお粥を食べる。野菜が豊富に入ったお粥は、少しずつ涼しくなってきてさらにおいしく感じるようになり、自宅でのひとりの...
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沼田まほかるの短編集『痺れる』(光文社文庫)には、ミステリーと括られるであろう何ともグロテスクな短編が9つ収められている。『林檎曼荼羅』認知症を患う女性は、最近の記憶は曖...
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夏の間サボっていた、フットネイルをしてもらった。迷った挙句、赤を選んだ。「これからの季節、フットネイルは見えないことが多いでしょう? だから赤にしようと思って」ネイルサロ...
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芝居, 鑑賞 2017.09.21
長野県茅野市で行われているイベント『八ヶ岳JOMONライフフェスティバル』のひとつJOMONファッション『縄文の衣』を観てきた。サブタイトルには「喜びを伝える風と時間の祝...
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庭の栗の実が、台風でずいぶん落とされた。機が熟して落ちたらしき大きさのものも多く、栗ご飯を炊くことにした。3合炊きの炊飯器なので、炊き込みご飯をするときには2合炊く。栗は...
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居間で洗濯物をたたみながら、背中にあたる光を感じた。台風一過のきのう、朝久しぶりに差しこんだ太陽の光が、そっと背中を撫でる。甲府では30℃を超え真夏日となったが、明野の冷...
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彩瀬まる, 読書 2017.09.18
彩瀬まるの小説を、初めて読んだ。5編で編まれた連作短編集『神様のケーキを頬ばるまで』(光文社文庫)だ。手にとったのは、解説が柚木麻子だったから。いいなと思った作家が解説す...
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