先日、娘の芝居を観に行ったとき、ランチに海鮮丼を食べた。
午後2時半過ぎに駆け込んで、なんとかランチ難民にならずに済んだのだが、その店で、あ、いいなと思ったことが2つあった。
ひとつは、「ご飯は、普通盛り、少な目、多目が選べます」と言われたこと。
少な目にしようと思っているときでも、オーダーのときに伝え忘れてしまうことが多い。そんなときには、多すぎて食べきれなかったりムリして食べたりすることになる。
しかしいいなと思ったのはそれだけじゃなく、いろいろな人がいて、もちろん食べる量も違っているのだという視点を持つ、お店側の思いやりのようなものを感じたからだ。
もうひとつは、「山葵をお醤油にといて、それを回しかけてお召し上がりください」と言われたこと。
海鮮丼でもちらし寿司でも、いつもどうやって食べようかと迷う。具が大きければ、ひとつひとつを山葵醤油につけながら食べることもある。
山葵をたっぷりすべてとき、それをうっすら半分ほど回しかけた。なるほど、こうして食べれば簡単に山葵醤油の味が好きな濃さで楽しめる。見ると醤油の器はかけやすいように片口のような形になっていて、木のスプーンもついていた。ここにも思いやりを感じる。
小さなことだけれど、家のご飯にも普段からとり入れよう。
使いやすい器や食べやすい盛り方。いつもと同じに慣れてしまっているところを、ちょっとだけ見直してみよう。
和え物やシジミのお味噌汁が、ランチセットになっていました。お醤油の器、洒落ています。
ほんとうにちょうどいい量で、美味しくいただきました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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