市内の「彫刻家具ギャラリー良工房」を取材した。
彫刻家が家具を作ったのだから、おもしろい形になる。抽象的な芸術作品のようにも見える家具が並んでいて、ひとつひとつ見ているだけでも楽しかった。
しかしその突飛とも見えるアート作品は、何より人の身体にフィットするよう、そして心にも馴染めるものであるように作られていた。
椅子のひじ掛けを手のひらですっぽり包めるよう作ったのは、座った人が安心感を得られるように考えたそうだ。人は、手のひらのなかに入る大きさに安心するという心理学的発想から考えられてもいるのだ。
そして、心を尽くし、見えない場所、触ることのない場所までもなめらかに磨き上げるという。
たぶん、と思った。
このアート作品でもある椅子は、人が座ってこそ完成する。
そんなアートって、とても素敵だ。
丸みが印象的なベンチ。
ロッキングチェア。右から2番目の椅子に座りました。手のひらで包める大きさのひじ掛けがいい感じ。
椅子も様々です。おもしろい。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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