ひと月ほどまえになるが、富士吉田までドライブした帰り、富士山の天然記念物である「富岳風穴」に寄った。
遥かむかし流れ出た溶岩流の上部が内部より先に冷えて固まり、下部の溶岩流はそのまま流れ続けたため隙間ができ、そのまま固まった天然の洞窟だ。
気温は1年を通して、平均3℃。
天然の冷蔵庫として使われていたという。
ところで「風穴」は、読み方によって違う意味を持つらしい。
(デジタル大辞泉より)
風穴【かざあな】風が吹き通る穴や隙間。
風穴【ふうけつ】山腹・渓間などにあって、夏季に冷たい風を吹き出す洞穴。溶岩トンネルの大きなもので、洞内の温度差による対流によって風を生じる。
また、こういう使い方もされる。
風穴を開ける【かざあなをあける】閉塞感のある組織や事態などに新風を吹き込む。
「風」は好きな漢字のひとつだ。
「風景」「○○風」「風流」「順風」「風通しがいい」など、自由で開放感がある爽やかなイメージがある。
西洋占い術では、昨年末、「風の時代」がスタートしたと聞く。
あと100年以上続くというから、生きているあいだは「風の時代」ということになる。
昨年までの「地の時代」に重要視されていたのは「物を所有する」「目に見えるものを大切にする」ことだったそうだが、「風の時代」は「手放す」「目に見えないものを大切にする」ことに価値を見いだす時期となるという。
立ち止まっていた時を動かし、淀んだ空気を解放する。
その変換期に跨って訪れたコロナ禍は、移行のためのウォーミングアップなのだという考え方もあるらしい。
わたし自身、ここ10年ほどは立ち止まっていた感がある。訪れた「風の時代」に新しい風を吹かせたい。
富士山の溶岩洞窟なんですね。
風穴(洞窟)のなかは、ひんやり!
フォトジェニックな氷柱や氷塊が。実際に天然冷蔵庫として使っていた頃を再現してあるそうです。
光り苔も、見られました。
甘いもの担当のパートナーがいてくれて、特派員ブログが華やぎます。感謝。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
とうもろこしソフト・・・・トウモロコシがとれるのですね。
富士日記を読んでいると、武田百合子さんが町へでてガソリンスタンドへ寄ると必ずお店の人がおまけにくれるのが『もろこし』です。
昭和42年ごろのことですから、人情味があって、物のやり取りがたくさんあった時代背景を垣間見ることができます。
ちょっと香ばしそうで、美味しそうです。
さえさんのブログを拝見し、今が風の時代だという意味がわかりました。
西洋占いなのですね。100年続くとしたら、私たちが生きている間ずっと風の時代ですね。
実際に天然冷蔵庫として使っていた頃があったのですね。
きれいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。