3月5日、8回目の「手話まつり」がぶじ開催された。
手話教室に通い始めてから5年目。
毎年、『地球の歩き方』で告知をさせてもらい、楽しんで参加している。今年は、わたしの記事をみたというNHKからNPOに連絡があり「山梨ニュースかいドキ」でも紹介してもらった。うれしい。
初めて参加した年は、舞台に上がって手話歌「ありがとうの花」をするのもためらわれて、カメラマンを買って出た。
カメラは任せて。椅子も運びます。片付けします。と舞台に上がることから逃げてきたけれど、昨年初めて「サザエさんファミリー」の波平をやり、なぜか緊張していない自分に気がついた。
人前に立つと緊張から、たいてい声がかすれ、出なくなる。
それが手話なら、声がかすれることがない。
それに味をしめたのか、図々しくなったのか、今年もちびまる子ちゃんのパロディ「まる子シンデレラになる」で意地悪な継母役をした。
芝居がうまいわけではまったくないけれど、とても楽しかった。
みな、口々に言っていた。
「楽しかったね~」
「こういう学芸会みたいなの、この歳になって普通はやらないもんね」
「すかっとした気分!」
なにしろ「楽しく笑って人生を過ごす山梨手話の会」開催のイベントである。笑ってなんぼがポリシーだ。ちょっとくらいずっこけたって、楽しく笑っちゃおうよ、というメンバーたちが揃っている。
もちろん先生もそうなのだが、先生は手話には厳しい。
「だいじょうぶ。できるできる。立っていればいいから」
と気後れしていた新人さんに言いつつも、手話指導を手取り足取りばっちりとしていた。
今年は観客も例年より多く、みなさんノリがよくて、北口よっちゃばれ広場に、笑顔がいっぱい咲いた。
来年は閏年。暦は巡り、ちょうど耳の日3月3日(日)に開催する。
「甲州ろうあ太鼓」からスタートしました。
観客のみなさんも、ノリノリ!
ベテランクラスの「桃太郎」のパロディ手話劇。
わたしたち初心者クラスの「まる子シンデレラになる」。「おどるポンポコリン」でスタート。
文明堂のクマさんたちが3時を告げると、まる子シンデレラは帰らなければなりません。
ラストみんなで「おどるポンポコリン」を踊りました。左端前列が継母です。
吉本沖縄芸人、大屋あゆみさんのトークショーでは、寸劇も披露してくれました。
甲州語り「松山鏡」では、先生が手話通訳をしていました。
子供たちも舞台に上がって、手話歌「ありがとうの花」を観客のみなさんと一緒に歌いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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