何も予定が入っていないゴールデンウィーク。
「あけのお宝マップ」を片手に、明野を歩くことにした。
6つあるコースのなかでも気軽に歩ける「中込小袖永井コース(3.3㎞)」は、ビュースポットも多く、お宝マップを作ったメンバーでもある夫、おすすめのコース。水筒とタオルとスマートフォンを鞄に入れ、歩き始めた。
ほどなくして、無人の小さな神社に到着。
親子のように大小の鳥居が並ぶ姿は可愛らしく、杉の巨木が天に向かうさまは迫力がある。簡素な拝殿で、手を合せる。
ふと見ると、あちらこちらに藤の花が落ちている。しかし見上げても藤蔓は見当たらない。
どこから飛んできたんだろうと歩き始めると、神社の横に数え切れないほどの藤の花が咲いていた。野生の山藤だろう。
「『藤の花神社』と名づけよう」と、夫。
そんな小さな発見を楽しみながら、先へと歩いた。
すぐに、南アルプス連峰が気持ちよく広がるビュースポットに。
そこからは、まっすぐだ。
「どこがビュースポットでも、いいくらいだね」
南アルプス連峰を見渡せる場所は、多い。
「お、富士山」
「富士山も、見えるんだ」
小さな驚きは、続く。
「突き当たりまで歩くと、八ヶ岳が見えるはず」
「八ヶ岳も、見えるんだ?」
ある場所からは見渡せる山も森や建物に隠れてしまう場所も多い。歩いている途中で振り返っても頭がちょこんと見えるだけで、八ヶ岳が見えるとは言えない。
ところが、突き当たりまで歩くと。
「おーっ! 見えた」
「これは、すごい!」
毎日眺めている八ヶ岳もまた、驚きをくれたのだった。
もうすぐ田んぼに水が入る。
そうすれば、風景も一新するだろう。
緑になればまた。そして実りの季節にはふたたび風景は変わっていく。
歩きながら、これから田んぼに流れ込むであろう堰の水音が耳に響き、とても心地よかった。
「中込小袖永井コース」。ビュースポットが3ヶ所あるピンクのラインです。
「のんびり散歩コース(3.3㎞)」。
スタートして少し歩くと小袖の「御崎神社」に着きました。
親子のような2つ並んだ鳥居が可愛い! 天を突くような杉の巨木に驚きました。
お参りして、藤の花を見つけました。
風で飛んできたんでしょう。満開の藤の花は逆光でうまく撮れなかったけど、楽しませてもらいました。
ビュースポットから望む南アルプス連峰。
きのう、3日は、最高のウォーキング日和でした。
手前の黄色い花を入れようとして失敗した例(笑)
アマドコロが堰沿いに咲いていて、ソーキュート。堰の流れが涼やかでした。
歩いていくとビュースポットだらけでした。
富士山だって見えるんだから。
そして突き当たりまで歩くと、八ヶ岳連峰が。
まるで両手を広げて、雲を放ち操っているかのように見えました。
絶好のウォーキング日和でしたね。
どこも、人でいっぱいですが、身近で楽しめるところはたくさんありますよね。
近くの散策コースから、こんな山々が見えるなんて、どこまでも歩けそうですね♪
歩いてみたい道が盛りだくさんですね。
うらやましい限りです。
アマドコロは今盛りですね。
コロンとして、涼し気で気品高い花ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。