家でのんびり、明野をウォーキングしただけのゴールデンウィーク。
ここは観光地でもあるので、混雑が予想される国道にすら出なかった。
近所に食材を買いに行くくらいなら、裏道はいくらでもある。
そんなゴールデンウィークの終わりに、夫婦ふたり手巻き寿司をした。どこにも行かなかった分、ちょっとだけ贅沢だ○○の分、と人間はすぐに考えるのである。
ご飯を2合炊いて、たっぷり作った寿司飯は半分ほど残った。
残りは冷凍。ほかのご飯と間違えないように「すめし」とかいたメモを貼る。
その酢飯で、ひとりのお昼にキンパを巻いてみた。
一度作ってみたいと思いながら、まず海苔巻き自体が下手なので、夫がいるときにはちょっとなあ、と思うと作れなかったのだ。
本当は牛肉なのだが、冷凍庫の豚ばら肉を焼き肉のタレとコチュジャンで焼き、胡瓜を刻み、人参の千切りを胡麻油で炒めて塩と胡麻を振り、小松菜をナムルにした。
あるものだけでも、ちょっとにぎやかだ。
初めてで知らなかったのだが(食べたことはあるけど)、キンパは酢飯じゃなく、胡麻油と胡麻と塩で味つけするのがスタンダードらしい。
今回は酢飯ありきなので、酢飯を敷き、ネットレシピを見ながら揃えた具を並べて巻いた。
全体的に薄味だったが、酢飯にはぴったりくる味に仕上がった。
キンパだけに韓国の諺を思い出す。
「始まりは半分」
何かを始めるのには思いのほかパワーが必要で、始めることができれば、それで半分は達成したも同然だという意味。好きな諺のひとつだ。
日本には「産むが易し」という諺がある。
出産を例えているが、それに限らず、やってみるまえにあれこれ思い悩むよりも、実際はそれほど難しくないという意味だ。
スタートすれば、けっこう簡単にことが運んだり、できてしまうことも多い。
キンパ作り、ハマりそうだ。
ちょっと贅沢して、いろいろ並べました。
鮪の赤身とイカの組み合わせが好き。
冷凍した酢飯で、冷蔵庫にあるもので。
苦手な海苔巻きに、挑戦。
胡瓜が端っこにいっちゃったけど、ちゃんと巻けました。ちょっと薄味。
キンパ上手に巻けています!
美味しかったでしょう。
海苔巻きは私も苦手意識を持っていてなかなか取り掛かれませんでした。
数年前の節分に重い腰を上げやっと挑戦!
そしたら何となくうまくいってね、思ったより上手に巻けてそれからは時々作っています。
一気にまくと上手くいきますよね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。