ぼんやりしたくて、Amazon Prime Videoで観た映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』。柄本佑と黒木華なら、外れないだろうと。
キャッチコピーは、こちら。
その不倫、全部描く。
ウソとホンネが交錯する、漫画家夫婦の心理戦、連載開始!
〈cast〉
早川佐和子【黒木華】人気漫画家。
早川俊夫【柄本佑】長く作品を手がけていない漫画家。佐和子の夫。妻のアシスタントをしている。
新谷歩【金子大地】教習所の教官。
桜田千佳【奈緒】佐和子の担当編集者。
〈story〉
人気漫画の佐和子と俊夫は、結婚5年目。俊夫は佐和子の担当編集者、千佳と不倫中だが、ばれないだろうと高をくくっている。しかし、佐和子の新作漫画のネーム(原稿)を読み、登場人物が自分と千佳の不倫をなぞるように描かれていることに気づき、驚愕する。そのうえ、ネーム上では、佐和子自身も今通っている教習所の教官と恋に落ちていくのだった。
見どころは、柄本佑演じる優しい夫が、不倫がばれていることを知り焦りまくる様子だ。さらに、妻が不倫しているかもしれないと突きつけられた彼のいても立ってもいられないさまは、滑稽で、その滑稽さが、半端ない。
不倫している時点で夫婦が壊れてるってことに、気づかないのかなあと不思議にもなる。
うまくやれる、嘘をつき通せると信じて疑わない根拠のない「正常性バイアス」。
(自分だけは、だいじょうぶという心理を「正常性バイアス」と言う)
そして、自分がしている同じことを妻がしないとは限らないとつゆとも思わない、これも正常性バイアス的な想像力の欠如。
彼は、そんな世の男たち(パーセンテージがどのくらいかは知らないけれど)の姿を炙り出しているのか? いや、男性に限らないのかもしれないが。
ラスト、ふたりは、どうなるのでしょう。
それは、映画を観た人のみぞ知る。
このペンが、すべてをあきらかにする。
予告編は、こちら。
柄本佑のコメディタッチの演技と、黒木華のサスペンス的な雰囲気が秀逸でした。☆画像はお借りました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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