フライパンを買い替えなくちゃと去年の暮れから考えていて、すでに1月は行き、2月は逃げ、3月は去ろうとしている。
直径20㎝を2つ、26㎝と28㎝をひとつずつで使い回しているのだが、去年買い替えた20㎝ひとつ以外は、すべてテフロン加工が効かなくなっている。
迷っていたのは、これまでずっと、買い替えたとき惜しみなく捨てられる安価なものと決めていたことに迷いが生じたからだ。主婦なら一度といわず頭を悩ませたことのある”フライパン問題”である。
その起点となったのは、ロンドンのアパートで過ごしたわずかな日々だった。
キッチンの鍋類すべてがT-fal(ティファール)だったのである。
「あ、使いやすい」
今使っている1,000円のフライパンと特別どこがどうというわけではないが、そう思った感触が残っていた。微かな違いだ。
調べてみると、そこまで高価じゃない。フライパンなら3,000円台で買える。ほかのテフロン加工のものと比べ2倍は長持ちするという。
使ってみるか、と重い腰を上げた。
以前の自分と違う選択肢に目を向けるチャンスは、きっとどこにでも転がっている。

そんなにすごく高価なものではなかったんですね。26㎝と20㎝。両方とも3,000円台でした。IH対応は、もうちょっと値が張って、ずっしり重かった。

どこをみても、T-falだってわかるようになっています。

この適温マークも。

広々としていたロンドンのキッチン。

これは、我が家のキッチン。人参と玉葱の胡麻油炒め。わたしの料理の原点となった料理です。

目玉焼き2つ焼くのに、直径20㎝はぴったりです。玉葱人参炒めの後、洗わずに使ってもこびりつくことなくストレスフリーでした。ガラスの蓋は、ずっと使っているもの。

朝食風景。

冷凍の餃子も焼いてみました。羽根つき。

焦げつくことなく、こんがり焼けました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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