せっかく雪が積もったので、冬の季語「雪」を調べてみた。
「雪」は、冬の天文の季語。
傍題は、「六花(むつのはな・りくくわ)」「粉雪」「大雪」「深雪」「細雪」「小米雪(こごめゆき)」「新雪」「根雪」「飛雪」「雪明り」「暮雪」「雪晴」「深雪晴」など。
去年は2月初頭に積もり、そのとき「雪」の俳句を4つ揚げていたので、違う句を。
我が雪と思へばかろし笠の上 其角
笠の上の雪を、自分だけの雪と思った喜びにほっこりした。
いくたびも雪の深さをたづねけり 正岡子規
『俳句歳時記・冬』に載っているこの句は、去年も読んでいたはずなのだが印象に残っていなかった。けれど、正岡子規が病気で35歳で亡くなったと知る今、ああ、病の床で家族に訊いているんだなとわかり、切なくなった。
雪降れり空ともつかぬあたりより 鶴岡加苗
たしかに、”空ともつかぬあたり”から降ってくるな~と納得する句。
去年は、同じく3月の今頃、「春の雪」についてもかいていた。
「雪とはいえ、晴れやかな感じ」と『俳句歳時記・春』にはある。
馥郁と内臓はあり春の雪 高野ムツオ
2025年度版『夏井いつきの365日季語手帖』に載っていた句。解説は、以下。
明るさを含む春の雪は、どこか甘やかで、我が身も生き生きと目覚めてくるようだ。心臓も肺も胃も……。我が内臓の全てが、健やかに馥郁(ふくいく)と香っているかのように感じているよ。
春の雪は、解けやすく積もることはないと歳時記にある通り、すぐに解けてしまいそうだ。

一昨日の朝の風景。駐車場へ上がるこの階段は、滑ると危ないので雪掻きは欠かせません。

道路から見た庭。枕木の柵が、帽子をかぶっているみたいで可愛らしかった。

午後には、陽が差す時間もあり、だいぶ解けました。

2階のベランダは、屋根がついたので吹き込んでくる分しか積もらなかった。

その屋根から、滑り落ちてくる雪。

玄関側の屋根からも、雪が滑り落ちていきました。

すぐ近くの石仏さん。堰の水は凍らずに流れていました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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