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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

映画『海の沈黙』

Amazon Prime Videoで観た『海の沈黙』は、原作・脚本倉本聰。1960年に実際に起きた贋作をめぐる事件から、「作品の美に、作者や時代の裏付けが必要なのか」という問いを持ち、30年にわたる構想を経ての脚本だという。 監督は、若松節朗。ちょうど1年前の2024年11月に公開された映画だ。

 

〈cast〉

津山竜次【本木雅弘】純粋に美を追い求める画家。

田村安奈【小泉今日子】田村修三の妻で、津山竜次のもと恋人。

スイケン【中井貴一】津山竜次のマネージャー。

田村修三【石坂浩二】世界に認められた有名画家。

ほか、仲村トオル、清水美沙、菅野恵、荻原聖人、村田雄浩、佐野史郎など。

 

〈story〉

世界的な画家、田村修三の展覧会で、田村本人が言い放った。

「これはわたしの絵じゃない。贋作だ」

大事件として報道が加熱するなか、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。

捜査に浮上したのは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれ行方不明となった津山竜次。贋作画家として追われることになった津山だったが、彼の身体は病に蝕まれていた。

かつて恋人だった安奈は、余命わずかとの一報を受け、津山に会いに北海道へ飛ぶのだが。

 

名声を手にした画家、田村修三でさえも、津山が描いた贋作に惹かれる気持ちに嘘はつけなかった。

贋作が、もとの絵を追い越してしまうほど、素晴らしいものだったら?

それはもう、贋作とはいわないのではないか。

津山が若き日に描いた『海の沈黙』という絵が、物語の中心に据えられていた。その絵はいったいどこにあるのか。ラスト、悲しくも皮肉な現実が明かされる。

 

映画は、側面に甘く切ないラブストーリーの彩りを添えつつ、美とはなにか、そして、人間とはなにかを燃え盛る炎のような強烈な熱で炙り出していた。

津山が、今も”海”と”炎”を描き続けているかのように、その姿が眼裏に残っている。

予告編は、こちら。ベテラン俳優に囲まれるなか、本木雅弘の独特な演技に見入ってしまいました。モックンも、じゅうぶんベテラン俳優だけどね。

キョンキョンは、素敵だった。モックンとは、十代の頃にアイドルとして一緒に舞台に上がったとき以来の共演だそうです。☆画像はお借りしました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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