鍵を探していた。スーツケースの鍵である。年が明けてすぐに、パリで暮らすイザベルから結婚式の招待状が届いた。5年前に2週間、我が家にステイしたパリジェンヌだ。イザベルの友人...
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花と木, 田舎で 2017.06.16
ずっと以前から庭に生息していた植物の名を、初めて知った。サルトリイバラである。玄関の石垣に勝手に生えてきたこの植物は、棘がある。雑草だからと抜こうと思って、何度指を傷めた...
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アウトドア派で現役サッカー選手、毎日ストレッチを欠かさない地図が読める夫。インドア派で読書が趣味、サプリメントを飲むことすら続かない重度の方向音痴なのわたし。当然だが、す...
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夫に頼まれて、百均でボールを買った。やわらかいゴムのボールだ。膝の筋肉を鍛えるためのストレッチに使うという。百均に行くと、指定されたサッカーボールより小さめのボールは、シ...
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器, 食 2017.06.13
食器棚の織部焼っぽいものを並べてみたら、けっこうあった。しかし織部っぽいものとはなんぞやと問われると、知識の浅さがわかってしまう。織部焼のスタンダードである深みのある少し...
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以前から、自分のパーソナルスペースが大きいということは、認識していた。人との距離の取り方は難しい。「パーソナルスペース」とは、実際の距離を表しつつ、人と人との心の距離感を...
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新しくしたネイルの色。どこかで見たような気がしていた。深い藍色とパールホワイト。パールやゴールドが散りばめられている。「夜空のイメージ?」首を傾げ考えつつ、家に帰って玄関...
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花と木, 田舎で 2017.06.10
「植物、詳しいんだね」「花の名前、よく知ってるね」最近になって、よく言われるようになった。特別詳しいわけではないと、自分では思う。ただ、田舎に越してきて17年。ずいぶんと...
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窪美澄, 読書 2017.06.09
歳を重ね、自分の持つ体温とか湿度とか、そういうものを気に留めることが少なくなった。しかし人間は動物で、生きているうちは温もりを持っている。水分は60%以上ある。日々の暮ら...
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山, 田舎で 2017.06.08
一昨日の夕刻、夕焼けがきれいだった。それを囲む雲は、ぶつかり合いながら屈折しているように見えた。空の写真図鑑『空の名前』(光琳社出版)を開くと、最近見たばかりの巻雲の一種...
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6月のカレンダーに、不思議な色合いの紫陽花の写真がある。黄色なのか緑なのか、青なのか紫なのか、ピンクなのか橙なのか、人工的にも見える色合いなのである。その紫陽花の隣りには...
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山, 田舎で 2017.06.06
ゴミを出しに行く途中、空を刷毛で薄く塗ったような雲が広がっていた。(田舎なので、徒歩でゴミ出しに行ける距離ではないので、車だ)天女の羽衣のような、いや、それにしては大きす...
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モテキは、人生3回あるそうだ。突然のモテキである。わたしがではなく、夫のことだ。50代後半にして社会人チームでサッカーを続ける彼に、オファーが来た。60歳以上のシニアリー...
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今日は、夫の誕生日。義母から、一昨日早々に蒸し穴子が届いた。のしに「感謝」とある。毎年の誕生日を迎えることは、ありがたいことなのだと、教えられた気がした。義母はいつも、周...
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