新米が届いた先月、ご飯土鍋なるものを購入した。
火にかけて10分~15分ほどで炊きあがり、同じくらいの時間蒸らすだけ。
夫を会社に送りだす日は朝5時半に起き、6時に朝食をとる。この鍋なら、起きてから火にかければ、電気炊飯器じゃなくとも6時には炊きたてを食べられる。
なので、毎朝この土鍋で炊いた新米を食べている。休みの日に寝坊しても、炊飯器のなかで何時間も保温したご飯ではなく、起きてから炊いた炊きたてのご飯を食べられるのがうれしい。
しかし、なぜ鍋だと10分や20分しかかからないのに、炊飯器だと1時間ほどもかかるのだろう。じつは炊飯器の普通モードで炊く時間のなかには、米を浸す時間が含まれているのだとか。「最初ゆっくり温度を上げて温水で米に水を浸透させる。それから本格的に炊く、そして蒸らす」この過程すべてがスイッチを入れてから炊きあがるまでに含まれているらしい。
ご飯土鍋は、密閉性が高く、沸騰した後しばらくは火にかけているのと同じ状態が持続できる。なので、今のところわたしは、火にかけて8分で沸騰し2分炊く10分炊飯。蒸らしは15分ほどなので合計25分だ。寝る前に米を研いでおけば、手軽に炊きたてのご飯が食べられる。
さて、美味しさについて。
これが、新米が美味しすぎて、ご飯土鍋で炊いたから美味しいのか、新米だから美味しいのか計りかねている。どちらにしてもものすごく美味しいのだ。
そして、ご飯土鍋を使い始めて驚いたのは、鍋敷きが焦げること。
まあ、火にかけたままの状態の土鍋が乗るのだから、鍋敷きもたまらないよな。小さな丸い土鍋だが、熱い奴だということは確かである。
炊き立ての新米です。
一粒一粒の主張が強いんです。きれい! ぴっかぴか!
ご飯土鍋さんを紹介します。万古焼の2合炊きにしました。普段はふたりで1合しか炊かないんです。
中蓋があるからこそ、美味しく炊けるんだそうです。
1合と2合の線がついていて、水加減を測るのも楽ちん。
お気に入りのベーグル型の鍋敷きについた焼き印。ちょっと痛々しいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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