すでに常識なのかも知れないが「体重計」は「体組成計」と名を変えていた。ずっと使っていた古い体重計が壊れ、どうせならいろいろ測れるタイプにしようと奮発してTANITAのものを購入したのだが、今さらながら「体重計」とは呼ばなくなっていたということに驚いた次第だ。
夫とふたり分、まずは年齢やら身長やらを登録。毎日楽しみに乗っている。
楽しみに乗っているのだが、体重が増えているともちろんがっくり。だがその一喜一憂も今のところ楽しめている。
数字は、客観的だから楽しい。
毎月の電気代も、太陽光発電の売電額も楽しみに見ている。
毎月見ていると、数字以外のことが見えてくるのもおもしろい。気温とか天候、留守にした回数などが集約されている。
車を運転してエンジンを切ったときに表示される5.0点満点の数字もまた、楽しんでいる。
不思議なことに5点満点は意識するととれない。気になることがあったりして考えごとをしながら運転していたときに限って満点だったりする。わたしの場合は無意識下の運転が、もっとも車や環境に優しいらしい。
経理事務を20年以上やっていることで、「数字に強くていいね」などと言われることがあるが、それはまったくの誤解だ。暗算などできないし、1、2、3のあとはたくさんと言いたい方だ。だが誤解されるのは、数字を楽しむことが好きだからかとも思う。運転中、まえを走る車のナンバーを見て語呂合わせをするのも好きだ。8931で白菜とか。楽しいことは苦手であっても楽しむべしというのが信条である。
というわけで、数字を見る楽しみがひとつ増えたのだけれど、ムリなダイエットはしたくない。
『ゼロトレ』を続け、美味しい秋を味わいつつのんびりやろうと思っている。
TANITAの体組成計くんです。
乗るだけで、わたしだとわかってくれます。
が~ん!
はい。わかりました。がんばります。
スイッチオフにすると、このお顔。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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