久しぶりに、ホットプレートを出した。
夫の入院中、ひとり鍋はしたが、ひとりホットプレートはしなかった。
ホットプレートの定番はお好み焼きだ。
検索すると「ひとりホットプレート」でレシピやホットプレートの種類なんかがけっこうヒットする。それでもやっぱりひとりではハードルが高い。
きのうの山梨日日新聞に、料理家の栗原はるみが新しく雑誌「栗原はるみ」を3月に創刊とのニュースが載っていた。
75歳。子供たちはとっくに巣立ち、ご主人を亡くした栗原さんは、家族から自分中心へと暮らしの軸を見つめ直し、「同世代の人たちに元気になってほしい」というエールを込めてコンセプトを考えたそうだ。
それが「ひとり分の料理を美味しく」だ。
レシピには、ひとり分出作る分量を極力載せるという。
「4人分の割る4ではなく、1人前でおいしい分量ってやっぱりあるんです。それから(食材を)無駄にしない方法も」
ひとりで暮らしを楽しめる人に、憧れる。
栗原はるみのように。
そして、エド・シーランの「 supermarket flowers」の、ひとり暮らしの窓辺にスーパーマーケットの花を飾るお母さんのように。
お好み焼きは、ひとりではしませんでした。
夫のマヨネーズアート。
鰹節のダンスがまた楽しい♡
青のりをかけるたびに思い出すのは、幼かった息子が「ドバッと出ないように」と言いながら真剣な顔で青のりをかけていたこと。
たいてい、1/4を3枚食べるとお腹一杯になります。
お好み焼きには、ビールですよね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。