CATEGORY

BACKNUMBER

OTHER

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

ぺぺぺの哲学

3月のぺぺぺ日めくりカレンダーは、哲学的な日が多いように感じる。

 

「まっすぐ進む日」には、左右の道を進む人たちと、道なき道をゆくめくる氏の姿が描かれていた。

「名前をたくさん呼ばれる日」では、お隣に住む赤ん坊ショウジを囲んだ大人たちと座敷童のざわちゃんが、それぞれの呼び方で彼の名を呼んでいる。

「半分泣いて半分笑う日」は、大きく描かれためくる氏の顔。左が泣き顔で、右が笑い顔だ。

「離れてみて気付く日」では、お隣のメアリーと珈琲タイムするあささん。メアリーが言う。「わたしは日本に来てから日本のこともオーストラリアのこともどんどん好きになりました」そして、あささん。「どちらも好きになっていくなんてすてき」

「自分のペースで歩く日」には、うさぎと亀とあささんが描かれている。「わたしはわたしのペースでいきます」とあささん。

 

誰かが右へ行けば、右へ行きたくなることもあるし、左へ行けば左に行こうかなと気持ちが傾くときもある。誰も行こうとしない、道のないところを進もうとするのは難しいし、そんな可能性すら気づかないケースもある。

「まっすぐ進む日」をめくり、自分のなかの気づかなかった可能性がちらりと見えたような気がした。

 

いつも笑っていたいけれどいつだって半分泣いていることにも、名前を呼ぶだけで「愛してる」も「可愛いね」も「元気いっぱいでうれしいな」も伝えられるってことにも気づかされた。

 

ぺぺぺの哲学に、自分というものの奥深くへ旅する3月である。

「まっすぐ進む日」には、道なき道をゆくめくる氏の姿が描かれていました。

「名前をたくさん呼ばれる日」

「半分泣いて半分笑う日」

「離れてみて気付く日」

「自分のペースで歩く日」

 

COMMENT

管理人が承認するまで画面には反映されません。

CAPTCHA


PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

ご意見などのメール

CATEGORY

カテゴリ

BACKNUMBER

バックナンバー

CALENDAR

カレンダー
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

COPYRIGHT © 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI. ALL RIGHTS RESERVED.© 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI.